2013年12月31日火曜日

モコレコメン:自分ごととして、自分の言葉で、自分の夢として/ドリームマップ作りました!

今年の秋、何だかいろいろ慌ただしかったのですが、その中でもスケジュールをえいや!と確保して参加して本当によかったこと。それは「ドリームマップ講座」です。

ドリームマップ、通称ドリマ。
ドリームマップとは、直訳すると「夢への地図」。将来なりたい自分の姿をイメージし、台紙の上に写真や文字で表す自己実現のための目標達成ツールです。(「一般社団法人ドリームマップ普及協会」の公式サイトより引用)

私がドリマのことを知ったのは、市内で子育て支援の活動をしている先輩母たちの何人かのブログの中に作ったドリマを「キッチンに貼って毎日眺めている」「見るたびにワクワクする」という記述があったからだと記憶しています。

その後、しばらく時間がありましたが、市内に住む友人が協会の理事になられて、Facebookなどで話題にされていて再び興味を持ちました。

雑誌をみながら、気になる絵や写真、言葉を切り取って貼る、コラージュ的なものは、やったことがありました。
例えば今までの来し方を振り返り、いくつかのターニングポイントについてコラージュで表現するという「ステッピングストーンズ」というのを、マドレボニータの合宿などのお互いを知るための時間でやったことがあります。
こういう方法、自分の頭の中が投影されるような、一方で思ってもいなかったものがあらわれたりもして、自分が作るのも、人が作ったのを見せてもらいながら話を聞くのもとっても楽しいと思っていました。

一方で感覚的なままで終わってしまうというか…もう少し何かここから広がったり、具体的な何かを変えていく可能性がありそうで、でもそこで終わってしまうもったいない感じがしていました。
ドリマは、見た目は似ているのですが、未来のことをテーマにしているようだし、自分で言葉も足しているようだし…。作った瞬間だけでなく、その先にも効いていきそう、と思ったのでした。

そんなところに、友人から直近で、市内でやるよ!というご連絡をいただき、ついに!参加した次第です。

参加してみてまず思ったことは、終わった直後に書いた感想を引用します。
↓↓↓
今までもブログなどで完成したマップを手にした参加者の様子などを拝見し、
楽しそうだなぁと思って興味を持ったのですが、
実際にやってみると百聞は一見にしかずという感じでした。
もちろん楽しいのですが、脳の仕組みから考えられた科学的なもので
理屈も感覚も両方満たされる手法でした。
またマップを作ることがゴールではなく、その発表や仲間の質問にとっさに答えたものに
自分の「こんなもん」という想像を超えた夢があって、ここでまた一方広がりました。
比較的自由でいるようで、いろんな自分で作った制約や限界の中にいるんだなと実感しました。
それではその範囲から超えた素晴らしいことなんて起きないし、種があっても気づけないですよね。
日頃の考え方にも影響を与えられそうです。

この感想、終わった直後にまとまらないうちに手で書いたものなので、1か月以上たった今、言葉を足してみます。

講座では、全6時間のうち、前半ではマップをつくりません。
ウォーミングアップからはじまって、いろいろなワークを通して言葉やイメージを出していったり、夢を実現させるための道筋、考え方などの説明もあります。
この、感覚的なことを扱いつつ、論理的なところがすごく好きでした!

1回目の最後で、マップをつくるための雑誌の切り抜きなどの説明や、マップの下書きをする時間があります。私が受けた講座は、1回目と2回目の間が2週間弱あいていました。なので、1回目で教わったことを踏まえて、いろいろ切り抜きを準備することができました。
といっても、結局準備は直前に集中することになるので(笑)、あまり日数はあいていなくても同じかもしれません。

また、1dayの講座で、6時間通しでで仕上げるところまでやる講座もあるので(そっちの方が多いかも)、その場合はあまり自分で切り抜きを準備できないのかもしれませんが、事前にどんなものを持ってくればよいかご案内があります。会場にもさまざまな雑誌が準備されているので、それから選ぶことでより直感的なものを選べるという利点もあるかもしれないです。
私も会場の雑誌からも切り抜きしましたが、手にとったこともないような雑誌からも切り抜いたので、そういうところも面白いですよね。

マップでは、画面を4分割して、だいたいここにこういうことを貼る、というような、窮屈すぎず、何でもありになりすぎないルールがあって、それもよいなあと思いました。

このドリマ、もともとは起業を目指す女性向けのワークショップとして開発されたとのことですが、起業したい人はもちろん、組織で働く人にもとってもいい効果があると思います。

例えばNPO法人などは、ミッション・ビジョンが明確にあって、それを関わる人が共有できているはず、です。
いや、NPOでなくても、企業でも、特に組織であればそうでありたいはずですが、NPOは特にここに共感するから活動に参画しているのだと思うので…。

ただ、そのミッション・ビジョンが自分の力だけではどうにもならない、大きくて遠くにある、北極星のようなものだったりもしますよね。ミッションはそもそもそういうものですが。
そのミッション・ビジョンを決めるのにも自分が関われず、「上から降りてきた(もちろん共感はしているけれど)」というものだという場合もある(ここも、企業も同じ。いや企業のほうがなおさらそうかもしれない)。

腹落ちして、納得しているからここ(組織)にいるんだけど、それ以外にもいろいろある自分の日常や家族とのあれこれ。思うようにばかりは使えない時間の中、着実にそこに近づけていないような気がしたり、整合性はついてるはずだけど、遠すぎて途方に暮れたり。そもそも自分は何を目指したいんだっけ?
そういうことって、ほんとに日々振り返る機会をもうけるのって難しい。

そこを、ドリームマップというツールと、マップをつくるという機会をとおして、各々のいろんな面のライフやワークもひっくるめた中で、自分ごととして、自分の言葉で、自分の夢として据えていく。それも3年というある程度現実的に思える近さの時間軸で。

作り終わった後は、一緒に作った仲間とそれを言葉にします。言葉にすることで、もう一段具体的になります。言葉にすることで、いやおうなしに具体化しないといけないからです。さらに仲間からの想定外の質問に妄想しながら答えていくと、おっと大口たたいちゃったよwみたいな発言も出てきます(もちろん、どんなことを言ってもみんなに喜んで受け止めてもらえます。揶揄や失笑は全くなし)。

ここにもう一度殻を破る感覚がありました。このステップを経て、さらにこの写真加えたいかも、とか迷ってたけどこの言葉書いちゃえ!みたいなブラッシュアップを持ち帰ってからする人もいるでしょう(私はしました)。
#実はこのステップが、「完成しましたー!」の集合写真からは見えない効果だとも思う。

ドリマに書いた夢はなぜか叶っちゃうと言われているそうですが、
スピリチュアルなものではなくて、やっぱり可視化することでその人の行動が変わるからでしょう。
また、欲しいもの、かなえたいことは折に触れて口にしていたほうが叶う気もします。それを聞いていた人がひょんなことからつなげてくれたりするかもしれないし。密かに願って夢を叶えるというケースもあるかもしれないけど…。

私のドリマはこちら。


一番自分が気に入ってるのは、ココ!

西東京市のマスコットキャラクター「いこいーな」にバランスボールをしてもらいましたw
加えた言葉は「西東京の2000人の全産後女性がマドレのプログラムを受け取っています」
かなえたいー!

なんかね、ドリマ講座終わった後の集合写真と、マドレボニータの産後クラス4回コースの集合写真をみて、似たものを感じます。
しかるべきことをして、たどり着いたからこその笑顔なんだけど、もともとこういう笑顔ができる人が笑っているようにとられちゃうんですよね
もちろん、この写真にひかれて参加してくださる方もいるわけなのですが、私はこういう笑顔できる状態じゃないからいいやと思う人もいるんではなかろうかと。
認知促進活動をしている側からすると、そういうところが難しい。

もしかしたら、ドリマも若干そういうところがあるかもしれないですね。
既にキラキラしている人、リア充な人が頭の中を転写して眺めてうれしい!みたいなもの、みたいな。
でも実は、行き詰まっているときこそ転機を自分で作れるツールなのではないかと思います。
(あ、もちろん今が楽しくて充実している人は、それをさらに引き上げる効果があると思いますよー!)
もっと早く作ってみたかったなーとも思うけど、今回がいいタイミングだったから今になったのかな、という気もします。


ドリマ、やってみたい!と思った方、
直近の講座予定はこちらから(岩手、東京、静岡、名古屋、三重、大阪、広島)。
ここ↑には載ってないけど、1/18(土)に福岡初の講座もあるそうです。
http://blog.canpan.info/dream-map/archive/207
年もあらたまりますし、とってもいいタイミングだと思います☆

  

2013年12月27日金曜日

モコレコメン:『生誕100年!植田正治のつくりかた』展

先日うっかり休館日に行ってしまった東京ステーションギャラリーへリベンジ!開催中の『生誕100年!植田正治のつくりかた』行けました★
鳥取砂丘で家族や女の子たちが横一列に並んだ演出写真…といえば見たことある!とわかる人もけっこういる…のでしょうか。
私も写真を撮るようになってから出会ったので、一般的な知名度ってわからないのですが。

とにかく大満足な内容で、有名どころはおそらく全部出ていたし、
新発見の作品も見られました。

「つくりかた」というテーマにちなみ、ところどころに植田正治の著作からピックアップされた写真哲学もはさみこまれていて、
これが鑑賞の手引きにもなる気がしていました(でもけっこうこれをスルーして写真だけ見てる人も多かった。時間ないのかもしれないし、人の勝手ですがもったいないなーと感じました)。

私は3ー4回ですが暗室でモノクロ写真を焼いたことがあります。光のあてかた、あてる時間で調節するのですが、同じネガでも焼き方で印象が全然違いますし、光をあてているときに部分的に手をかざしたりして、同じ作品のなかでも場所によって光のあたる量を調節したりする手法もあります。これを知ったときは衝撃でした。モノクロ作品は、撮った瞬間だけで決まるんじゃないんだなあと。モノクロは色がない、だから独特の味がある、というだけではないんだと思ったのでした。
そんなことを思い出し、今日見た作品でも、焼き方の工夫でこの作品の味がでているんだろうなとつたない知識ながら想像したりしていました。

彼の特徴でもある「演出写真」の手法を封印して撮られた『童暦』をスライド投影も含めて全作品見られたのも嬉しかったです。
"UEDA-CHO"(フランス語です)でなくてもやっぱり植田正治でした。

もう6年前になりますが、山陰を旅行して、鳥取砂丘にも植田正治写真美術館にも行ったのですが、あの冬の空気を思い出しました。

東京ステーションギャラリー、3階→2階の階段室や2階の展示室の壁は東京駅の煉瓦が間近にみられるのもよかったです。
ある程度人はいましたが、自分のペースで見られるくらいで、久々に美術館の静謐な空気にも触れられて、よい年末の一日となりました。

以前、写真仲間と「植田正治みたいな写真を撮ろう」と砂丘へでかけたことがあります。
鳥取ではなく、浜松砂丘でしたが。
この写真はそのときの一枚。


植田正治オマージュというのもはばかられる…と思っていましたが、今日も「全ての作品は何かの模倣」「砂丘で撮ってみることをおすすめする」という彼の言葉をみかけたので久々に引っ張りだしてきました。
今見ると、フレーム内の人物はもっと後ろでもよかったかもですねー。

もう会期末ですが、よろしければ!

***
生誕100年!植田正治のつくりかた
2013年10月12日(土)~2014年1月5日(日)

UEDA SHOJI 100th anniversary
October 12th , 2013 - January 5th , 2014

http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

2013年12月12日木曜日

オムツ替えや沐浴の方法は載ってません☆リーフレット「妊娠中〜産後の過ごし方ガイド」



個人の発信では書くのがほぼ初めてなのですが、
このたび、NPO法人マドレボニータで妊婦さん〜産後間もない方とそのご家族向けのリーフレットを作りました。

A4サイズ三つ折りの小さなリーフレットですが、母子手帳にも育児書にも載っていない、ほとんどの両親学級・母親学級でも教えてもらえないことが書いてあります。

「産んだら楽になると思われがちだけど…そうじゃないんですよ!」と日頃から言葉を尽くしているつもりですが、なかなか伝わらない。
絵にすると、こうなります。

こんな感じで分かりやすく親しみやすいイラストで解説されています。
中面は妊娠中/出産直後/リハビリ期と時期ごとの過ごし方。
夫婦で産後の備えについて記入してみる欄もあります。
そう、このリーフレットは産む女性だけでなく、夫婦で家族で読んでほしいからです。


マドレボニータの事業年度は10月〜なのですが、今年度(つまり来年2014年9月まで)に、このリーフレットを50000枚配る!というのを目標にしています。
その50000枚全てが出産を迎える人たちの手に渡るわけではありませんが(支援してくださる方への紹介なども含むため)、今日本で出産する女性が年間約100万人いますので、計算すると20人に1人に渡せるということになります。

アサヒビール株式会社さんの社員有志が給与から毎月積み立てされている「アサヒワンビールクラブ」のご寄付により、今年度分を印刷することができました。
送料などの経費は個人・団体さんからのご寄付(マドレ基金)を使わせていただいています。

最終的には、このリーフレットの内容が母子手帳に載る時代がくることを目指しています(団体が先頃掲げた目標では10年後です)。

個人的にも、このリーフレットはすごい!と思っています。
私はリーフレットの制作プロジェクトには入っていなかったのですが、完成したところで普及活動やりたい!と押し掛けて入れてもらいましたw
今、団体からの発信や数のとりまとめ、問い合わせ窓口などを担当していますが、従来の教室のチラシは扱っていただけなかった病院にも置かせていただけたりしていますし、お問い合わせもけっこう来ています。

これまでの私たちの発信では届かなかった人たちに、「産後どんなことがあるか、どんな備えをしておいていただきたいか」をお伝えできる可能性が広がっています。

マットな質感や手にとりやすい穏やかな色合いも好みです(と元印刷会社社員らしいことを言ってみるw)。
だって、母子手帳に挟んで保存してもらいたいリーフレットですから、「持っていたい」かどうかって大事です☆

私の住む西東京市では、「マドレボニータ西東京チーム」の活動をしていく中で西東京市医師会さんにご相談できる機会をいただき、医師会さん経由で市内の産婦人科、小児科にこのリーフレットをお納めできることになりました!
(このブログを書いている時点では産婦人科に納品完了!ただし、院内に設置するかどうかの最終判断は各病院なので、必ず置いていただけるとは限りませんが…個別にもお願いに行こうと思っています)

あと、私の住んでいるマンションのロビーにも置かせていただきました☆
マンションって快適だけど、どうしても産後、引きこもってしまいがちなので…。
こんな感じ。宅急便やゆうパックの伝票と肩を並べている!
ちなみにプラスティックのラックは特注!…ではなく100円ショップw

…と普及活動をしているのはもちろん私だけではなく、今、全国でいろんな方々へこのリーフレットの普及にご協力いただけないかとお願いをしています。
スタッフやインストラクターの力だけでは50000人には届きません。

このリーフレットはマドレボニータのお教室の宣伝が目的ではないので(もちろん知っていただきたいですが)、教室がない地域でも、妊娠・出産を迎える方がいらっしゃる場所ならどこでも大歓迎です。

例えば〜

・企業:産休に入る女性社員さんへ渡していただく/パートナーが出産する男性社員へ渡していただく/お客さまが妊産婦さんという企業に配布にご協力いただく
→ご自身が人事部門でなくても、お知り合いがいたら紹介いただきたいです☆

・医療機関:受付や待合室に「ご自由にお持ちください」と設置いただく/産婦人科ならその病院で分娩予約されたかたへの書類一式に加えていただく/母親学級・両親学級での配布
広尾レディース(写真左:渋谷区)と金子レディースクリニック(同右:調布市)

・自治体・公共機関:母子手帳と一緒に配布(ハードル高いけど…目指したい!)/母親学級・両親学級での配布や説明/子育て支援施設などでの設置・イベント配布

・お店:店内の設置(妊婦さんもOKのリラクゼーションサロンや、美容院、クリーニング店、マンションロビーなど)

・その他団体:女性や親子向けの活動をされている団体さんからの紹介など

・個人の方:お友だちやお知り合いが妊娠・出産というときはぜひ渡していただきたいです!(マドレボニータの本やレッグウォーマーと一緒にプレゼントというのもオススメ☆)

などなど。
私たちもどんな方法があるか、全て思いつけているとはぜんぜん思っていませんので、ご提案もいただきたいです!

マドレボニータの公式サイト内にご案内ページがあり、そこからPDFファイルのダウンロード→ご自宅のプリンタでの印刷もできます。
普及のご協力の交渉をしていただく際に使っていただけそうな資料もダウンロードできるようになっていますので、ぜひ一度ご覧ください☆
↓↓↓
リーフレット「妊娠中〜産後の過ごし方ガイド」の普及にご協力ください


このリーフレット普及活動そのものを支えていただく「マドレ基金」へのご寄付もお待ちしております。

  

2013年12月5日木曜日

放送後記:12/4水「mokoscope第6回」ゲストは鶴田淳子さん(ボディケアセラピスト)

今回の「mokoscope」ゲストは、花小金井で「Bodycare Space 3R+more(スリーアール・プラスモア)」というサロンを開いている鶴田淳子さん★

3R+moreは完全マンツーマンで女性専用のサロンです。
サロンのお名前は、Relux、Reflesh、Repose(信頼をおく、委ねる、託すといった意味だそうです)の頭文字から。それにさらにプラスアルファの何かをご提供したい、という思いを「+more」に込められているとのことです。


つるじゅんちゃんは「元気が出るので着ることが多いかも」というパワーカラーオレンジのワンピース☆

私は先週サロンにお邪魔して、「経絡マッサージ&リフレクソロジー60分」の初回お試しコースを施術してもらいました☆
この服の上からの経絡マッサージ→リフレという流れがすごくよくて!
流れをよくして、整えてもらった〜という感じがしました。
サロンができたのは2年半前ですが、その前から出張型のサービスをされていたつるじゅんちゃん、経験はかなり豊富で、本当に"3R+more"できます!

施術もさることながら、サロンの空間自体もとっても心地よかったです。
清潔感があり、照明がシャンデリアだったりするのもちょっと非日常で、
また空間の統一感もあって…。

放送でも前職の話が出たとおり、つるじゅんちゃんは何とブランドものの鞄のお店の店長を約10年されていたそうなのです。
一見今の仕事と関係なさそうで、こうした統一感のある空間つくりや上質でバランスのとれたサービスのデザイン、会話力、ホスピタリティなど、そのときのご経験もとっても活かされているんではないかと思いあたることがいくつもありました。

さらに、後半の冒頭で触れました「酵母スープ」
施術のあとに出されるのですが、これが楽しみというリピーターさんがいるというのが納得です。
私が伺ったときにいただいたのは「かぼちゃとリンゴ酵母のスープです」。
普通のかぼちゃのポタージュとは違う、やや酸味のあるさわやかな甘みを感じました。
お野菜は、有機農業をされている実のお兄さんが作られたものを使っているそうです。
マッサージ+スープって珍しいのに、こんなにピタッとハマっているのが不思議です。


今回はどんな食材のスープ?というのは出てくるときまで内緒のお楽しみなのですが、苦手な食材やアレルギーがある人もご安心ください。最初に書くゲストカードに食べ物の好き嫌いも書く欄があります。きちんとそれをみて、合ったものを出してくださるそうです!

「食」について語るときのつるじゅんちゃんは、本当に大切で大好きなもののことを話しているという感じがしました☆

11月からはじめた「酵母ごはん教室」は大人気で、年内開催分は満席です。
酵母の作り方を教わり(持って帰って育てていくそうです☆)、既にできている酵母を使ったごはんの作り方も教えてもらえて、最後はみんなでテーブルを囲んでつくったご飯をいただく…。参加した時間のあとまでお楽しみが続きます。

「自分がやってみたいだけなのに、こんなに喜んでもらえて…」とおっしゃってましたが、自分がやってみたいことがみんなのやってほしいことってすばらしいと思います!
私も来年参加して、少しずつ丁寧に「食」に向かえる時間をつくります☆(宣言)

終わりのお時間です…とのお声がけに「早い〜〜><」と残念がってくれたつるじゅんちゃん、最初に出演の打診したときは「何話していいかわからないし〜〜」って言ってましたけど?(笑)

あらためて、このお仕事、つるじゅんちゃんの天職だと思いました!
ぜひぜひ花小金井のお近くの方は行ってみてください。
予約時にお伝えいただければ、保育(別料金)もお願いできます。
施術するのとは別のお部屋でがっつりお子さんの相手をしてもらえます。

産後のご自身の身体のつらさ、でもつらくても赤ちゃんがいるからサロンなどへ行くことができなかった…という経験が今のサロンの形につながっています。

なので「産後ケア」についても強い関心をお持ちで、もうかなり産後から経っていらっしゃいましたが、マドレボニータの「産後のボディケア&フィットネス教室」を単発受講してくださったり、今サロンではマドレボニータの新しいリーフレット「妊娠中〜産後の過ごし方ガイド」やマドレボニータ西東京チームのニューズレター「マメレ・レガッテ」を置いてくださってます。
妊婦さんには直接渡してくださっているとのこと。ありがたや〜!

妊婦さんも妊娠3か月以降はOKです☆

なお、女性専用サロンですが、パートナー同伴で順に施術やお知り合いは大丈夫☆

場所やサービスの詳細、ご予約方法はこちらからどうぞ。

「酵母ごはん教室」は、現在1/21(火)10:30-13:00の回が残席わずか。
この日の予定が合わなくても、今後の開催は基本的に参加の希望の連絡をくれた人の都合で日を決めていくそうなので、連絡してみてください!

あらためましてつるじゅんちゃん、ありがとうございました!!

今回の放送でお届けした曲
(1)陽はまた昇る/高橋優
(2)勇気100%/NYC(ゲストリクエスト曲☆
(3)愛と感謝/Superfly(ゲストリクエスト曲☆

リクエスト曲、どちらもつるじゅんちゃんにぴったりでしたが、特に中盤でかけた「勇気100%」はつるじゅんちゃんのテーマソング。人生には、もうやりきるしかないさ〜というときがある!
確かに、この曲って子どもを持って夕方のテレビで再び出会い、子どもも喜んで歌うけど大人の心にしみわたるんだよね〜。
(ちなみに歌詞は「♪100%勇気〜」だけど、タイトルは「勇気100%」なのですよー)

FM西東京では、来年1月に一部番組の改変が行われます。「mokoscope」は第2火曜日にお引っ越しです。時間帯は変わらずお昼ですが少し変わるかもしれません。夜の再放送はなくなってしまうので、このブログでPodcastに挑戦しまーす!どうぞお楽しみに☆

  

2013年11月24日日曜日

西東京に産後ケアを広めたい!:「マドレボニータ西東京チーム」のなりたちと今。


過去のブログ記事でも書いたように、私は今「NPO法人マドレボニータ」の事務局スタッフとして、全国を対象とした産後ケアの普及に関する仕事をしています。
それと平行して、自分の住む西東京市に産後ケアを広める活動を、仲間と一緒にボランティアで行っています。
この2つは、内容としては地続きで、どちらかで得た経験や知識をもう片方に活かす…という意識もないほどつながっているのですが、一応立ち位置(仕事とボランティア)は分けています。

地元の仲間とは「マドレボニータ西東京チーム」という任意団体で活動しているのですが、このチームでどんなことをしているかというのをせっかくなら記録していきたいなと思い、ブログに「西東京に産後ケアを広めたい!」という新しいテーマを設けて都度綴っていくことにしました。

ちょい大げさかもしれないけど、家庭でも職場でも仲良しグループでもない「こういう一面をもつっていうのもあり」ってことを書いていきたいです。

***

まずはこのチームについて。
チームができたのは2年半前。最初は「NECワーキングマザーサロン(※)」を私が西東京で開催したい!という想いがあり、2011年度のファシリテーター(地域でサロンを開催して進行をつとめる役目の人)になったのがきっかけです。
※マドレボニータとNEC社会貢献室の協働による、「母となってはたらく」について語る場を全国各地で開くことによって女性のQualty of Lifeを向上させる活動です。サロン形式になって今年で5年目です。今年度の開催は12/1(日)まで!詳しくはこちらからどうぞ。

私がファシリテーターになった2011年度から、各地のサロンは、地域のサポーターとチームを作って運営することになり、私がひとりひとり口説いて(?)、西東京では6人の仲間が集まりました。
折しもその少し前に田無に「産後のボディケア&フィットネス教室」が開講したので、サロンと教室で互いに紹介し合ったり、ニューズレター『マメレ・レガッテ』の発行や「西東京市民まつり」の出展で教室とサロンのことを伝えたりしました。

サロンのファシリテーターはその年度で任期を終えるので、サロン運営のチームは解散となったのですが、そのメンバーが引き続き「地元西東京に産後ケアを広める」活動をする「マドレボニータ西東京チーム」となりました。

その後2年間、偶然この地でサロンを開催したいというファシリテーターの誕生が続き、2012年度、2013年度と3年続けてサロン開催と市民まつりの出展をしてきました。
来年2014年度、ファシリテーターをしたいという人が出てくるかはわかりません。
もしいなくても、他の地域のファシリテーターをお呼びして1、2回出張サロンを開催するとか、講座の開催やイベントなどの新しい活動や、日々の普及活動に力を入れるなど考えていきたいねーと話しています。

現在のメンバーは9人。西東京市内在住の人に加え、市外だけど西東京が生活圏の人、所沢在住で現在田無教室を担当している永田京子インストラクターなどがメンバーで、全員がマドレボニータの会員です。

この11月はイベントが2つ!
11/9-10は「第13回西東京市民まつり」へ。3年連続出展☆

もう一つは今日、11/24の「第3回こそだてフェスタ@西東京」!
2年ぶり2回目の出展です。

今年は両方とも天候に恵まれ、沢山の妊婦さんや赤ちゃん連れの方に知っていただくことができました!

イベント出展ではこんなことをすることが多いです。
・産後ケアやマドレボニータについて、など6テーマを各数枚にまとめたパネルの展示
・ニューズレター『マメレ・レガッテ』などの配布
・『産後白書』などマドレボニータ発行書籍の閲覧
・バランスボール体験
・肩こりのセルフケア講座
・授乳やオムツ替えスペースの提供(屋外の市民まつりではこれがとっても喜ばれます☆)
などなど。

ラミネート加工してテーマごとに縦に吊り下げられる展示パネルは、2年前の市民まつりのために制作し、今はマドレボニータの各地のイベントを旅しています。イベントラッシュの秋は特にひっぱりだこ^^

***

ブログテーマ「西東京に産後ケアを広めたい!」では、今後ニューズレター『マメレ・テガッテ』についてや仲間同士での産後ヘルプ、日々の普及活動の報告などをしていけたらと思います。

  

2013年11月20日水曜日

モコレコメン:印刷して折に触れて読み返したい!/ブログ記事「自由であるために/人は誰でも仕事を手放してはいけない」

Lingkaranという雑誌(休刊中)の創刊号か2号くらいに載っていた西村佳哲さんの寄稿。妊娠中に偶然見かけた朝日新聞「ひととき」欄の読者の投稿。
捨てられなくて切り抜いて、とってあります。
たまにふと挟んである本が目に留まり(けっこう管理はズサンw)、久々に読むと久々なのでディテールは忘れてていて毎回どきっとします。でもそのときどきで感じ方がちょっと違う(胸に迫って涙が出るときもあれば、それほどではないときも)ので、リトマス試験紙のような気もする。

就活はじめたばかりの頃にOB訪問したD社(広告代理店です)の年配の先輩にエントリーシートを添削してもらったとき、穴があったら入りたいくらい恥ずかしい指摘をがつんとしてもらったことがあり(今考えればしごくまっとうな内容)、そのメールも折に触れて読み返していました。長いこととってありましたが、もうここはさすがに脱したかなと思ったときに処分しました(でもけっこう最近の話)。
あとは夏目漱石の『こころ』。これもほんと年によって感じ方がぜんぜん違う!子をもってからまだ読んでないけど。

…と前置きが長くなりましたが、今日は久しぶりに、こうした切り抜きに追加したい文章に出会いました。元同僚のまさこっちがFacebookでシェアしてくれていた、3年前のasahi.comの西原理恵子さんのインタビュー記事。

「男も女も一生稼ごう」西原理恵子が語る仕事-3 / 自由であるために

これは、全4回の連載のうちの3回目なんですね。
WEBだから、切り抜きじゃなくて、出力、ですね。これはうっかりサーバから落とされたら後悔しそうなので出力しておきます。

2010年10月当時の私は、こういう記事にたどり着けなかったと思うし(Twitterはもうやってて、誰かシェアしててもよさそうなものだけど…見かけた覚えなし。この手のテーマにアンテナ立てないようにしてたんですかね)、当時読んだらショックで勝手に反感買ってたかも(でもMなのできっと出力して原動力にした気もする)。

今の私も、手放しで応援されている気はしない。痛いところつかれてるし、本当の意味でのリスクヘッジはとれてないなあと。
ただ、いざというときに何とかつながりそうな布石が打ててそうなところにはいるかな。あと、自分の働いた1時間がいただくお金に価するか、ということは仕事人生の中で今一番思ってます。この年になってようやくですが><

西原さんってやっぱりすごいな。すごい、という陳腐なことばしか出てこないのが申し訳ない…。

2013年11月7日木曜日

放送後記:11/6水「mokoscope第5回」ゲストは「Blessed Fruit Gospel Choir」の3人☆

今回の「mokoscope」ゲストは、西東京市内で活動するゴスペルクワイア、「Blessed Fruit Gospel Choir」
ディレクターの大網わか子さん、代表の安藤裕美さん、副代表の高島月優子さんの3人をお招きしました。

略して「ブレフル」。「グレフル」では別の果物になってしまうので要注意です☆
聖書では、「ぶどう」は「Blessed Fruit(祝福された果実)」なのだそうです。
そこから名前をもらったこのクワイア、テーマカラーやモチーフにぶどうやぶどう色をあしらっていることが多いのですが、見事にぶどう色なのは私だけだよ!(笑)

前列左から安藤さん(ぴろみさん)、高島さん(つゆこさん)、大網さん(あみぃごさん)☆


私は現在ブレフルを休会中なのですが、妊娠中に西東京に引っ越してきて、出産後西東京で地域と関わっていく中で、ブレフルとその前に所属していたクワイアでのメンバーのみなさんとの関わりや歌う時間そのものがとても大きな存在だったことは間違いありません。

ちょっと前のだけど、私も写ってるステージ後の集合写真☆

今回は、ブレフルでメンバーやその演奏を聴く人にゴスペルを伝える人であるディレクターのあみぃごさん、このクワイア立上げの言い出しっぺで、いつもスケジュールやブログ更新、連絡、などなどさまざまなスタッフ業務を引き受けてくださっているスタッフのぴろみさん、つゆこさんと贅沢に3人もお招きしたので、時間めいっぱいお話いただきました!

自分が振り返り、最初にゴスペルをはじめたときにびっくりしたこと、気になっていたことなどをリスナー代表のつもりでお聴きしました。

例えば毎回の練習のことを「リハ」といったり、楽譜はなくフレーズごとにディレクターが歌って、その通りにメンバーが歌ってみて…と口伝えしていくことだったり…
でも結局一番知ってほしかったのは「心配せずに参加してみたらわかるよ☆」ということです(笑)。


ブレフルの場合、リハの体験参加は1回目は無料です。
3パート(高い順にソプラノ、アルト、テナー)のどこかに入ってもらって、メンバーと一緒に歌えるところは歌ってみてください☆
直近のリハは、11/8(金)の10-12時、場所はひばりが丘公民館の講座室です。

体験参加希望のご連絡や、ご質問、お問い合わせなどは、
こちらのクワイアのブログにフォームがあります。
その他クワイアに関する情報、ステージ出演情報、日々のリハ後の報告などもアップされてます。

Blessed Fruit Gospel Choir ブログ
Facebookページもあります

また、今週末11/10(日)には「西東京市民まつり」に出演!
ぜひぜひ直接歌声を聴いてみて、その場で入会や体験希望☆という方は歌っていたメンバーに声をかけてください、とのことです。

出演はまつりの2日目、10日(日)の12:30-12:45 と 15:00-15:15 の2回(それぞれ曲が違うとのことなので、よかったら両方とも☆)。
場所は谷戸小学校前の「パフォーマンスストリート」です。

去年のブレフルの市民まつりの様子(今年も同じ場所です☆)

▼市民まつりの開催概要、出展ブースやパフォーマンス演奏スケジュールなどは
西東京市民まつりのご案内(西東京市Web内)

あらためましてあみぃごさん、ぴろみさん、つゆこさん、ありがとうございました!!

今回の放送でお届けした曲
(1)End of the Day/Mr.Children
(2)Let us go into the house/ジョー・ペース
(3)Be blessed/ビショップ・ポール・モートン
(ゲストリクエスト曲は、どちらも市民まつりで歌う曲とのことでした☆

次回の「mokoscope」は12月4日(水)です。どうぞお楽しみに☆

  


2013年11月5日火曜日

ラジオ予告:11/6水「mokoscope第5回」ゲストは「Blessed Fruit Gospel Choir」の3人☆

第一水曜日のFM西東京「まちともプラス」は「mokoscope」の日☆

早くも5回目を数えます☆
次回は11/6(水)12:00-12:45(再放送はゲストコーナーのみ19:00-19:30)です。
※FM西東京の聴き方は文末に。世界のどこからでも聴けます☆

お話を伺うのは、西東京市内で活動するゴスペルクワイア「Blessed Fruit Gospel Choir」、略して「ブレフル」♪
ディレクターの大網わか子さん、スタッフの安藤裕美さん、高島月優子さんのお三方をお招きします。

実は私も以前こちらで歌っていました(今は休会中ですー)。
私は話す声は結構高いのですが、このクワイアでは一番低いテナーパートだったんですよ☆

今週末にせまった「第13回西東京市民まつり(11/9-10)」でも、10日(日)のパフォーマンスストリートに2回登場するブレフル。
新規メンバーも募集中です。

私は学生時代に混声合唱をしていたのですが、ゴスペルってまた違った魅力があります。
そして楽譜を使わなかったり(だから楽譜読めなくてもOK☆)、ゴスペルならではの言葉もあって…。
でも「カッコイイけど、私なんかが参加してもいいのかな?」「興味あるけど、ついていけるかな?」と何となく不安な人もいるのかなーと思ったりしています。

なので、今回はそんな素朴な疑問も遠慮なくぶつけたいと思いまーす☆
ゴスペルそのものの魅力&ブレフルの魅力、欲張りに両方お聴きします!

☆放送の聴き方☆(一部10/1から方法が変わりました☆)

(1)西東京市周辺の方は、FMラジオを84.2MHzに合わせて聴く

それ以外の地域のかた、西東京周辺でも電波状況が悪いかたは以下の方法で。

(2)インターネットで聴く(10/1から方法が変わりました☆)
FM西東京ホームページのトップページを開くと、自動的に放送が流れるようになりました(音量にご注意ください)!
FlashPlayer対応のAndroid端末でも同じようにお聴きいただけます。

(3)スマートフォンをお持ちの方は無料アプリ「TuneIn Radio」でも聴けます
→全国のコミュニティFM放送をはじめとして、海外のラジオ局の放送なども聴けてしまうオススメ無料アプリです。
・Google Play: https://play.google.com/store/apps/details?id=tunein.player&hl=ja
・App Store: https://itunes.apple.com/jp/app/tunein-radio/id418987775?mt=8

ぜひぜひ聴いてくださいねー!

  

2013年10月11日金曜日

放送後記:10/2水「mokoscope第4回」ゲストは野宮純子さん(plume)&冨山朋子さん(popo)

こんにちは。もこです。

遅くなりましたが、先週10/2の「まちともプラス mokoscope」の第4回の放送後記です。
今回のゲストは、plumeの野宮純子さんpopoの冨山朋子さん

じゅんこちゃんは、シンプルな赤ちゃん抱っこ紐「スリング」をはじめとしたベビー雑貨や、大人かわいいお洋服や服飾雑貨、小物の作り手さん。
popoさんは、帆布を使ったバッグやがま口バッグなどの作家さんです。
じゅんこちゃんと私は約2年半前からのお付き合いです。仲良くなった経緯は放送予告のコチラのブログ記事へ

この日私は、じゅんこちゃんのチュニック&ネックウォーマーにpopoさんのゴブラン織りの生地を使ったがま口バッグを合わせていきました。

左がpopoさん、右がじゅんこちゃんです。

放送では贅沢に作り手のお二人から私の装い(笑)を解説していただきましたが、今日は私が!

まず「毎日のチュニック」は、生成りの綿麻素材、7分のパフスリーブ、膝丈です。
このチュニック、生地の素材や色、襟ぐりの形、袖の長さ(夏はフレンチスリーブも)、丈の長さも選べるイージーオーダータイプ。
今の季節なら1枚で、もう少し寒くなってきたら下にカットソーなどの重ね着もOKです。
ジャブジャブ洗えるし、アイロンも不要☆
(個人的に生成りは色落ちがなく特に他の洗濯物と一緒に洗えるので、ほんとーに楽です!!)
妊婦さんも着られるほどゆっくり楽なのに、
普段着ていて妊婦さんに見間違えられることもない☆
…といいとこづくしです。リピートオーダーが多いというのもうなづけます。
→ネットショップのコチラのページで注文可能です。

もう一つ、昨年登場したネックウォーマーは、短いマフラーのようなものの両端にスナップボタンがついていて、
ぐるりと首にひとまわししてパチンパチンと止めるタイプです。
マフラーって、子どもにひっぱられたり、知らない間にほどけていたりします(自転車のタイヤに巻き込まれるという事故も…!)。
そういうことも解消する上、ネックウォーマーだけど上からかぶらないでいいので、
メイクやへアセットしたあとでも顔や頭に触れずに着脱できます(だいたい外出用ネックウォーマーの着脱ってメイクしている間ですよね)。
これも、表や内側の素材、レースをつけたりシンプルにつけなかったり、バリエーションがあります☆

続いてpopoさんのがま口バッグ
放送を聴いていた方から「どんなものか知りたーい!」という声を複数いただきましたが、こんな感じです。

がま口の幅が何種類かあるようですが、こちらは長財布がスポッと入るくらいの大きさ。
バッグ本体の素材や角のあしらいはもちろん、紐の長さや素材(バッグと同じ生地を使ったり、革をにしたりも選べます。

私が持っているもう一個の少し小さめのウール素材の方は、
中央に入ったミシンステッチが、さりげなく紫!ここに紫をもってくるpopoさんのセンスが素敵☆
さらに、肩掛けすると服に擦れる反対側は帆布が使われていて、毛玉にならないようにという配慮もされています。

がま口バッグ、見た目の可愛さもさることながら、本当に便利!
瞬時に片手で口を開け閉めできるって、こんなに楽なことなのかとびっくりします。
がばっと開くので、中にいれたものも全部見渡せるし。

本や手帳、もつ人はパソコンなどは大きな別のバッグに、
ケータイやお財布、ハンカチなどはがま口バッグにという2個持ちもオススメです☆


…と熱く語ってしまいましたが、
お二人の作品の魅力として共通しているのは
・自分の子育ての経験が活きた機能的なデザイン
・暖かみがありつつ甘すぎない、大人可愛いセンス
・それを支えるプロの技術!
です。

例えば、
じゅんこちゃんのネットショップのメイン商品「スリング(シンプルな赤ちゃんの抱っこ紐)」は、
「赤ちゃんを連れてファミレスのドリンクバーで紅茶を入れられるような両手があく抱っこ紐をつくりたい!」という当時のご自身が痛感したニーズからはじまっていたり。

popoさんのバッグは、縫製工場で働いていたじゅんこちゃんから見ても、
「『ここまで丁寧にしっかり作ってるのか…』とびっくりして、もう袋物はpopoちゃんに任せればいいやと思う(笑)」と言わしめるものだったり。


そのお二人、てっきり作家さんの集まりなどで意気投合したのかと思いきや、
何と西東京市のコミュニティバス「はなバス」の停留所で、雨の日に満員で乗れなかったときに、後ろに並んでいたpopoさんが「この人たちだけでも乗せてあげてください!」とかけあってくれて、でも結局どちらも乗ることができず言葉を交わしたのが出会いだそうです。
地元インフラがもたらした縁☆ 今となっては満席で、しかも片方だけ乗れたりしなくてよかったねーと思わずにはいられません。

余談ですが、私も、「はなバス」を待っている間に同じくらいの月齢の赤ちゃんを連れた人と出会って、今もずっと交流が続いていたりします(その後、別の大学で同じ学問を専攻していたことがわかり、マニアックな講義DVDなどを貸し借りする仲w)。

そんなエピソードも「これが男女なら東京ラブストーリーみたい☆(みたいか?!)」と好評だった放送でした。

さて、そんなそれぞれが十分魅力的なお2人が、今月末に「2人展」を開催します!


「popo & plume 2人展 vol.3 」
10/29(火)〜31(木)
2人の在廊時間は11:00-15:00(お店は17時まで営業)
Lakeside Factory(西武新宿線東伏見駅南口から徒歩約5分)

チュニックを試着したり、実際にバッグを持ってみたり、入れてみたいものを持参して入れてみたり。
在廊時間ならバッグやチュニックのイージーオーダーの相談や注文も可能です。
その他のかわいい小物などもあります☆

なお、「Lakeside Factory」さんでは普段からお2人の作品を扱っていますので、
会期中行けない…><という方も、ぜひ行けるタイミングでお店へ足をお運びください。
営業日&時間は:火・水・木・日 11:00~17:00
 ※臨時休業の場合もありますので、ご来店の前にご連絡ください、とのことです。

また、田無駅北口のカフェ&ギャラリー「田無なおきち」内の「なおきち雑貨点」でも一部商品を取り扱っています。

ネットショップで購入が可能な商品もありますので、遠方の方もぜひ一度覗いてみてくださいね☆
plumeホームページ
popoホームページ

今回の放送でお届けした曲
(1)恋する季節/ナオト・インティライミ(太田選曲:もう夏終わりましたけど、さわやかで好き☆)
(2)Carnival/The Cardigans(じゅんこちゃんリクエスト:楽しかった学生時代に戻った気分になるそうです。同世代ですのでわたしも分かりますー!)
(3)コケのクリスマス/コケストラ(popoさんリクエスト:「まだクリスマスには早いんですけど…好きなんです☆」とpopoさん

次回の「mokoscope」は11月6日(水)です。どうぞお楽しみに☆

  

2013年10月1日火曜日

ラジオ予告:10/2水「mokoscope第4回」ゲストは野宮純子さん(plume)&冨山朋子さん(popo)

こんにちは。気付けば神無月。もう今年も残り3か月を切ってしまいました!
今月、私は一つ新しいことをはじめてみます。それが何か…ブログで書けたらいいなあ。

さて、10/2(水)のFM西東京「まちともプラス」は第1水曜日、「mokoscope」の日☆
12:00-12:45(再放送はゲストコーナーのみ19:00-19:30)です。
※FM西東京の聴き方は文末に。世界のどこからでも聴けます☆

お話を伺うのは"plume"の野宮純子さん(スリングなどのベビー雑貨、大人の服や雑貨の作家)と"popo"の冨山朋子さん(バッグ作家)。
おふたりは3回目となる「ふたり展」をこの秋、東伏見の「Lakeside Factory」で開催されます。

私、出演の日はラジオで声しか流れなくても、やっぱり毎回何着てこう…って普段より一応考えるんですけどw
今回は出演が決まった時点で服とバッグが決まって助かりました☆
全身「plume & popo」な感じで行きますー!

じゅんこちゃんとの出会いってなんだったっけ…と思い出せなかったのをさっき急に思い出したのですが、
実はきっかけはFM西東京でした!
子育て情報誌『いこいこ』の完成披露イベントにじゅんこちゃんが「plume」で出店していて、
私は市民レポーターとしてそのイベントの出店コーナーの中継を担当したときです。

お店の人にインタビューできるといいよね、とけっこう直前に決まり、あるお店にお願いしたら「そういうの苦手なんで…」と断られ、本番の時間が迫るなか、そのお隣でお店を出していたじゅんこちゃんにお願いしたら「あーいいですよ」と淡々と引き受けて、ものすごく落ち着いて話してくれたのでした。ああ、ありがたかった…。ほっとしながら出されていた赤ちゃんのスタイとか買いました。本当に重宝しました。
その動じない感じが、購入したスタイのかわいいんだけど丈夫で美しい縫製であるところに通ずるような気がしたものです。

そんな出会いで、しばらくは友だちというよりあの出店していたすてきな人、という感じだったのですが、
お互いTwitterをフォローしていて、ある日私が「田無駅前のマックにいます」みたいなつぶやきをして、それをマックで見たじゅんこちゃんがふと顔をあげたら、混んでて相席してたのが私だった…というところから親しくなりました☆

ゲストのお二人の出会ったシチュエーションもかなりドラマな感じなのですが(明日紹介できるかなー)、実は私とじゅんこちゃんもけっこうドラマチックだったかも?!

そのじゅんこちゃんの紹介で知ったpopoちゃんこと冨山さんのバッグもめためた可愛く、どこにも売ってない!という感じのバッグなのです。持つ人に馴染みつつ、でもしっかりと存在を感じます。「なおきち」でみんなが牽制して買えない…みたいになっていた、ゴブラン織りのがまぐちバッグを、私が空気読まずに(?!)買ったりしたこともありました…。ついに直接お会いできるということでとっても楽しみです!

放送前の番外編みたいな文章になりましたが、そんなお二人をお迎えして、いろんなお話をお伺いします。
確かな腕とセンスに加え、自分の子育て経験から着想を得ているので実用的でもあり、根強いファンの多いお二人をもっともっと知ってもらえる機会にできるように、私もがんばります!


☆放送の聴き方☆(一部10/1から方法が変わりました☆)

(1)西東京市周辺の方は、FMラジオを84.2MHzに合わせて聴く

それ以外の地域のかた、西東京周辺でも電波状況が悪いかたは以下の方法で。

(2)インターネットで聴く(10/1から方法が変わりました☆)
FM西東京ホームページのトップページを開くと、自動的に放送が流れるようになりました(音量にご注意ください)!
FlashPlayer対応のAndroid端末でも同じようにお聴きいただけます。

(3)スマートフォンをお持ちの方は無料アプリ「TuneIn Radio」でも聴けます
→全国のコミュニティFM放送をはじめとして、海外のラジオ局の放送なども聴けてしまうオススメ無料アプリです。
・Google Play: https://play.google.com/store/apps/details?id=tunein.player&hl=ja
・App Store: https://itunes.apple.com/jp/app/tunein-radio/id418987775?mt=8

ぜひぜひ聴いてくださいねー!

  

2013年9月11日水曜日

ラジオ放送後記:「mokoscope第3回」ゲストは多田有香さん(なおきち雑貨点 雑貨担当&編みぐるみ作家))

FM西東京の平日お昼のゲストインタビュー番組「まちともプラス」。
「mokoscope(第一水曜日)」の第3回をお届けしました★

ゲストは編みぐるみ・編み小物作家の多田有香さん
田無駅北口近くにある「カフェ&ギャラリー 田無なおきち」に併設されている「なおきち雑貨点」の雑貨担当もされています。



手のひらに乗るようなウサギやクマ。頭の部分が動物になっている赤ちゃんのガラガラ。
赤ちゃんや小さい子どもの肌に触れても柔らかく安心なオーガニックな素材で作られた編みぐるみや編み小物です。

ほっこりするウサギやクマのお顔は、よく多田ちゃんに似てる!と言われるそうです。たしかにー!!

多田ちゃんは、ご自身が編み上げた作品に加え、その編み図や作り方、必要な分量の材料がセットになったキット(一部作品)も制作、販売されています。
できあがった作品とキットの両方を用意しているのは、子どものために自分で手作りする喜びを実感してほしい、という思いがあるからだそうです。

小さいころからいろいろな種類の「手作り」が大好きだったという多田ちゃん。
でも趣味の域を越えず、遠ざかっていた20代を経て、2人の娘さんを授かり子育てする中で手作りに再会します。

そのなかでも自分に合う!と感じたのが編み物。
販売は初めてという人も利用できるレンタルボックス型の雑貨店でのデビューを機にオリジナル作品を作り始めました。

しばらくして編み物のワークショップ講師を探していた「田無なおきち」のオーナー佐藤うららさんと出会い、意気投合。
なおきちでの多田ちゃんのワークショップはスタート早々人気講座になります。

しかしそのなかで、もっと編み物の知識もスキルも身につけたい、聞かれたことに何でも答えてあげられるようになりたい、、、!という思いが強くなり、思い切ってワークショップをお休みし、学校に通うことを決意します。

お休み中もなおきちのお客さんのために制作キットは届けたいな、、、と思っていたところに、うららさんのなおきちで雑貨をおくコーナーを作りたいという構想が重なりました。
それが「なおきち雑貨点」になりました。

現在、多田ちゃんは学校の勉強や家事育児と並行し、「なおきち雑貨点」の雑貨担当として活躍中。お仕事は扱う雑貨のラインナップを考え、新しい作家さんの受け入れ、作品をおいている作家さんとのやるとり、売り場作り、時には店頭に立ち、、、と多岐に渡ります。


編み物以外の作家さんとの関わりや、お店をつくるという経験は、ご自身の作家活動にも大きな影響と刺激を与えてくれている、とお話してくれました。

「雑貨点」の「点」はひとりひとりの作家さん。点と点が繋がり、線に、さらに面になっていけたら、、、。また「点」という漢字の形がランプに似ていることから、なおきちが作家さんや雑貨たち、その雑貨を手に取る人たちを明るく照らすような存在になりたい、という思いも込めているそうです。

多田ちゃんの話を聞いて、私は簡単に「好きなことを仕事にできていいね」とは言ってはいけないなーとあらためて思いました。
好きなことを見つけるのも、それを仕事に変えていくのも簡単じゃない。転機は偶然のようにもみえるけど、その偶然に出会う努力や、その機会に思い切って乗る勇気を出したからこそ次の展開があったんですよね。
さらに、始めてみて感じる至らなさに諦めず、目もつぶらず、ペースを落として学び直すという決断…。
心から尊敬します!

振り返ってみると、10代の頃の手作り好きからずっと続いて歩んできた道が見えますね。
「キャリア」って、ラテン語のCarraria(馬車などの乗り物の通り道=轍)が語源なんだそうですが、まさにそうなっています。

学校に通う期間は限られていますが、「その先も一生勉強です」と多田ちゃん。
多田ちゃんとなおきち雑貨点のこれからがますます楽しみです!


さて、この9月は「田無なおきち」がお店を飛び出します!
楽しい秋の幕開けに、ピッタリなイベントです。

今はワークショップをお休みしている多田ちゃんも、この日は「タティングレース」の体験講座を開くそうです!
この「タティングレース」、レース糸とシャトルと呼ばれる小さな糸巻きと指でつくるレース編みの手法。ヨーロッパで昔から作られてきたものだそうですが、日本ではまだ習える機会は少ないみたいです。

小さなモチーフでも上品で目を引きます。同じデザインでも糸の色や質感で印象が全然違う!

他にも「なおきち」でおなじみの作家さんが何人も出店したり、生ライヴが楽しめたりします☆

***

<やおよろずのさんぽ市@ひばりが丘PARCO>
9/15(日)10:00~17:00
ひばりが丘PARCO  1F/5F・特設会場
(西武池袋線ひばりヶ丘駅南口すぐ)
※雨天のため、1階店頭での出店は中止となったそうです。
5Fで行うワークショップや占いなどのショートリーディングセッションと、
ライブ(場所未定)については予定通り行うとのことです。(9/15 8:00追記)

同時開催:タナシインドラライブ!
シーナアキコと薔薇の木 
清水あつしトリオ

<やおよろずのさんぽ市@田無神社>
9/22(日)10:00~16:00(雨天中止)
田無神社 境内(西武新宿線田無駅北口徒歩6分)

同時開催:タナシインドラフェス!
COINN
シーナアキコと薔薇の木
清水あつし

主催:田無なおきち/unicoco inc
*会場にお越しの際は、公共の交通機関をご利用ください。

「田無なおきち」のサイトFacebookページでは続々と当日に関する情報がアップされていますので、ぜひこちらもご確認ください!

***

来月の「まちともプラス/mokoscope」は10月2日(水)です。
次回もどうぞお楽しみにー!!

  

2013年9月3日火曜日

ラジオ予告:9/4水「mokoscope第3回」ゲストは多田有香さん(なおきち雑貨点 雑貨担当&編みぐるみ作家)

こんにちは★まだまだ暑いですが、いくぶん過ごしやすい時間帯が増えてきましたね。

月に一度、第一水曜日の「まちともプラス(FM西東京 12:00-12:45 ゲストコーナー再放送19:00-19:30)は「mokoscope」の日☆
私も身をおくNPOセクターの方や、同じように子育てしながら、一人の社会人としてすてきな活動をしている人をスタジオにお招きし、その方の活動や今までの話、これからの夢をお伺いしています。

明日9月4日(水)放送、第3回のゲストは、多田有香さん★
小平在住の編みぐるみ・編み小物作家さんです。2児の母でもいらっしゃいます。

「多田ちゃん」はご自身の作家活動やお勉強、子育てと平行し、田無のパワースポット「カフェ&ギャラリー 田無なおきち」の中にある「なおきち雑貨点」の雑貨担当さんとしても活躍中です。
おいおい「雑貨」って誤字だよー!と思った方、いえ、誤字ではなく、「雑貨」なんです。

この「点」に込めた思い、ご自身が作家でありつつ他の方の雑貨もそろえたお店をつくる担当をされているってどんな感じ?!などなどお伺いしていきたいと思います☆

放送時間は12:00-12:45、ゲストコーナーは同日19:00-19:30の再放送でもお楽しみいただけます。


☆放送の聴き方☆

(1)西東京市周辺の方は、FMラジオを84.2MHzに合わせて聴く

それ以外の地域のかた、西東京周辺でも電波状況が悪いかたは以下の方法で。

(2)インターネットサイマルラジオで聴く
→ただPC環境によってはダウンロードが必要な場合があるので、事前にご確認をお勧めします。

(3)スマートフォンをお持ちの方は無料アプリ「TuneIn Radio」でも聴けます
→全国のコミュニティFM放送をはじめとして、海外のラジオ局の放送なども聴けてしまうオススメ無料アプリです。
・Google Play: https://play.google.com/store/apps/details?id=tunein.player&hl=ja
・App Store: https://itunes.apple.com/jp/app/tunein-radio/id418987775?mt=8

ぜひぜひ聴いてくださいねー!

  

2013年8月12日月曜日

新シリーズ!今月のヘソ(1)NPO法人って利益を出しちゃいけないの?!

先週第2回が放送された「mokoscope(FM西東京/第1水曜日12:00-12:45)」から、新しい試みを始めました。
番組冒頭で、「NPO法人」をはじめとする非営利団体の活動に関するミニ知識をお伝えします(夜の再放送の時間には含まれませんのでご注意ください★)。
放送後に内容を補足してこちらのブログmokoscopeでも掲載することにしました!

題して「今月のヘソ」。目からウロコ…まではいかないかもしれないけど、「へーそーなんだ!」とちょっと見方がかわる話題をお伝えしたいと思います。
私自身がNPOの活動に関わる中でリアルに「へーそーなんだ!」と思ったことをとりあげますね。

1回の話題は「NPO法人って利益を出しちゃいけないの?!」です。
え、考えたことなかった…とか、だって非営利団体なんだから当然ダメでしょ、とか、
いや、いいはずだけどじゃあ逆に何がダメなんだっけ…という方はぜひお読みください。


私は今、NPO法人の事務局スタッフとして週4日くらい働いています。
「社会起業家」とか「ソーシャルビジネス」というようなことばもだいぶ聴かれるようになってきました。でもまだ身近ではないという方も多いかもしれないですね。

まず、「NPO法人」というのは何かということなのですが、
NPONon Profit Organization、「非営利組織」という意味です。
1998年に施行されたNPO法に基づいて設立された法人をNPO法人、日本語では「特定非営利活動法人」といいます(漢字だらけ!w)。

NPOが非営利組織ということは結構知られているのですが、
いろんな方とお話していると、「活動で利益を出してはいけない」と思っている方がけっこういらっしゃるようなんですね。
「非営利」という言葉が使われているので、無料または格安でサービスを提供するべきもの、と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
NPO法人に関わる人は誰もが無給でないといけないわけではないし(お給料などの人件費は経費とすることができます)、ある活動から得られた収入から経費を除いた「利益」を出してもいいんです。

NPO法人でいう「非営利」とは、その法人の活動によって得た利益を役員や職員、会員などに分配してはならないという意味での「非営利」なんです。
「ちょっと思ったより儲かったから臨時ボーナスね~♪」みたいなのはNG、ってことです。

ではその利益を何に使うのでしょうか?
逆に、そうした利益がないと、どうなってしまうのでしょうか?

NPO法人は、何かしらの解決したい社会的な課題があって、その解決のために活動をしているのですが、単発である活動を行えばその問題が解決するということのほうが少なくて、活動を継続していき、さらに活動内容を発展させていく必要がある場合が大半です。

私が事務局スタッフをしている「NPO法人マドレボニータ」が取り組んでいる「産後ケアを全国に普及させる」という活動も、
今目の前の産後女性に届けることはもちろん喫緊の課題ですが、その方に届けたら社会的に問題が解決するわけではありません。

年間約100万人の女性が新たに「産後」を迎え続けるし、
その全員にマドレボニータのプログラムを届けることは物理的にも不可能です。
教室の開催と平行して、産後ケアの大切さを広く発信したり、行政や企業との協働をすすめたり…
と様々な次元、かつ長いスパンでの活動が必要になっています。

これは、異なるテーマを扱う他のNPO法人でも同じことです。

活動を継続、発展していくためには、お金も当然必要になっていきます。
仕事として時間もエネルギーも費やすくらい活動にコミットメントする人が必要になる場合もあるでしょう。
また、活動を行えば当然費用がかかりますが、教室の受講料のように誰かから直接的に対価をもらえるような活動ばかりではありません。別の方法でお金を調達しないといけないんですよね。

そこで、それぞれのNPO法人は、活動の特徴や方針に応じて、事業で利益をあげたり、会員を増やして会費を集めたり、寄付を募ったり、助成金や補助金を獲得したりというアクションをとっているわけです。
ちなみに、こうした非営利団体の資金調達を総称して「ファンドレイジング」といっています。

あるサービスを利用するとき、選んだサービスを提供しているのがたまたまNPO法人だった、ということも出てきているかと思います。
サービスが有料でお金を支払う場合は、そのサービスへの対価という意味合いもありますが、その活動が継続して社会がよりよくなるための支援のお金という意味合いも含んでいる…と想いを馳せていただけたらうれしいです。


というわけで、NPO法人が利益を出しちゃいけないわけではない!」というのが「今月のヘソ」でしたー★

  

2013年8月7日水曜日

ラジオ放送後記:「mokoscope第2回」ゲストは川村紀子さん(さーくる縁)

FM西東京の平日お昼のゲストインタビュー番組「まちともプラス」。
「mokoscope(第一水曜日)」の第2回をお届けしましたー!

ゲストは「さーくる縁(えん)」代表の川村紀子さん
西東京市内で活動している、障害があったり発達に遅れがあったりするお子さん(乳幼児)と家族のグループです。
ランチ会や先輩母から体験談を聴く会(就学についてなど)、情報誌の発行、
イベントの企画・開催などをされています。



「さーくる縁」という名前には
子どもを通じて出会えた「縁」を大切に
「宴」を通じて
まるく「円」でつながり
支「援」しあう、
楽しい「園」にしたい
と、いろんな「えん」という気持ちが重ねられています。

「さーくる」というひらがなのように、ふんわりつつまれるようにあたたかい川村さんのお話にひきこまれました。

このサークルのきっかけになったのが、
第1子に障害のある児を授かった母親から「公園デビュー」できないという話を聴いたこと。
川村さんは2番目のお子さんがダウン症です。
障害をもつ児が第1子か第2子以降かで環境や得られる情報や機会に大きな違いがあることに気付いたそうです。
また、原因不明の発達の遅れや稀な障害だとダウン症のように「親の会」もなく、同じ状況の仲間に出会える場がないということも。

「じゃあ一緒に公園デビューしよう!」と出かけたことをスタートに、
何回かの場づくり、サークル化と大きな輪になり、活動は今年で5年目を迎え、メンバーは約60組になりました。

8月22日(木)には、保谷こもれびホール(小ホール)にて、
「つながる”縁” ふれあう"心" コンサート」を開催します。
クラシックやアニメなどの名曲の生演奏を、出かけやすい近所で気兼ねなく楽しめる機会です。
17:00-18:10 大人500円/お子さま無料
事前予約制です。
特別な支援を必要とするお子さんをお持ちのご家庭でご興味あるかたは下記へご連絡ください。
「さーくる縁」 circleen2410@yahoo.co.jp

9月には西東京市NPO等企画提案事業として発行している情報紙「あかり」の第2号も発行予定。

「さーくる縁」の仲間になりたい、一度集まりに参加してみたい…という方は、
西東京市の「こどもの発達センターひいらぎ」などにご案内がおいてあります。
上記のメールアドレスへのお問い合わせいただいても大丈夫とのことです。

また、ブログでの情報発信もされています。
今後ボランティアなど当事者以外の方が参画できる機会も検討中だそうです。

最後に「障害=不幸じゃない。楽しく暮らす日常があり、大変なこともあるけれど、だからこそ深い喜びも感じられます。どんな風に接したらいいの?と思わずに、普通に『こんにちは』って話しかけてくださいね。」とメッセージをいただきました。

今日の放送でお届けした曲
(1)サマーヌード/真心ブラザーズ(太田選曲:夏と言えばこれ!せつないせつないー)
(2)大切なこと/リトルフォーク(かのさんリクエスト:さーくる縁のイベントにも出演されたことがあるアイリッシュハープ&ボーカルのユニット)
(3)竹村浄子/ショパン ノクターン 作品27-2 変ニ長調(かのさんリクエスト:竹村さんは8/22のコンサートにも出演される西東京市在住のピアニスト)

次回の「mokoscope」は9月4日(水)です。どうぞお楽しみに☆

  

2013年8月6日火曜日

ラジオ予告:8/7水「mokoscope第2回」ゲストは川村紀子さん(さーくる縁)

こんにちは。早くも8月ですね!
私は子ども時代、8/10を過ぎると「夏休みももう半分過ぎてしまった…orz」としょぼんとしているような子どもでしたw
今は、「まだ半分も残ってる☆」と思えるようになってきてる…かな?!

さて第1水曜日のFM西東京「まちともプラス」はmokoscopeの日です★
「mokoscope」では、私「もこ」が気になる!という方をお招きし、その方の活動や今までの話、これからの夢をお伺いしていきます。
リスナーのみなさんにご参加いただけるイベントなどの情報もご紹介します。

今月の放送は7日(水)、新月ですー!
ゲストは「さーくる縁(えん)」の立上げメンバー、川村紀子さんです。
「さーくる縁」は心身の発達に遅れがあるこどもとその家族で構成するグループで、同じ境遇にある保護者同士がお互いに支え合い、子育てをしていこうという自助団体です。

私は個人的にも川村さんと仲良くさせていただいていますが、ほんとうにとっても魅力的な方です。その考え方、行動力、雰囲気などなどから元気をもらったり、深く考えさせられたり、背筋がのびたり…いろいろなものをいただいています。

番組では、「さーくる縁」をはじめたきっかけや実際の活動内容、川村さんの想いなどをお伺いしていきます。
今月下旬には市内でコンサートを開催予定ということで、その紹介もいたします。

放送時間は12:00-12:45、ゲストコーナーは同日19:00-19:30の再放送でもお楽しみいただけます。

また、第2回の今回からは、せっかく私がまだまだ実態を広く知られていない(?!)NPO法人で働いている、ということもあり、NPO法人や社会的課題を解決するための活動に関するマメ知識もお届けしていきたいと思っています(こちらは12:00からの生放送でだけ流れます)。

kirakira☆アヴェニュー時代からやってみたいと思っていたことだったのです。がんばりますー。


☆放送の聴き方☆

(1)西東京市周辺の方は、FMラジオを84.2MHzに合わせて聴く

それ以外の地域のかた、西東京周辺でも電波状況が悪いかたは以下の方法で。

(2)インターネットサイマルラジオで聴く
→ただPC環境によってはダウンロードが必要な場合があるので、事前にご確認をお勧めします。

(3)スマートフォンをお持ちの方は無料アプリ「TuneIn Radio」でも聴けます
→全国のコミュニティFM放送をはじめとして、海外のラジオ局の放送なども聴けてしまうオススメ無料アプリです。
・Google Play: https://play.google.com/store/apps/details?id=tunein.player&hl=ja
・App Store: https://itunes.apple.com/jp/app/tunein-radio/id418987775?mt=8

  

2013年7月18日木曜日

モコレコメン:30年を経ての再会/展覧会「レオ・レオニ 絵本のしごと」

小学校の頃、年度始めに教科書をもらうのがとっても楽しみでした。
特に国語の教科書は、もらったその日には読破していた、という人は他にもいらっしゃるのでは?

国語の教科書に載っていた話というのは、大人になってもふと思い出したり、全く別の場所で子ども時代を過ごした人とあるフレーズを共通して覚えていてもりあがったりするものですね。

そんな私が一番印象に残っていたのが、ねずみがおもちゃのねずみと出会う話でした。
ストーリーもさることながら、強烈だったのはその美しい絵です。
「描いた」んじゃないよね?このぐるぐるした模様(マーブル調)はどうやってだしてるんだろう?

でもタイトルや作家などを覚えておらず、この話のこともたまに思い出すけど探し出すまででもなく…。
この話のタイトルが「アレクサンダとぜんまいねずみ」、作者が「レオ・レオニ」、絵本も出版されている(正確には絵本の刊行があって、教科書に採択された、という順序ですね)ということを知ったのはここ数年のことでした。


そんなわけで!とようやく本題。
8/4(日)まで渋谷の東急Bunkamura「ザ・ミュージアム」で開催中の「レオ・レオニ 絵本のしごと」展に行ってきました★


展覧会は会期末になると混むものですが、既に週末はけっこう混んでいて、物販コーナーも大賑わい、という話を聞き、急いで行ってきました。
平日の午前中、10時のオープン直後でも各展示を見るには少し列ができている、という状態。

ゾーンは4つに分かれていました。
こうした一人の作家の軌跡を追う展示会だと、時系列でその章が組み立てられていることが多いかもしれませんが、今回は時系列ではなく、絵本(生涯で40冊もの絵本を描いたそうです!)の根底に流れるテーマやメッセージによって分かれていました。

絵本の原画や資料などが、その絵本ごとに並べられています。


まず【絵】としての感想。

例の「アレクサンダとぜんまいねずみ」の原画もありました!
子どものときに不思議に感じていたことが判明。

コラージュだったんですね。
ねずみの体や耳、目、しっぽなど、いや、この絵本は基本背景なども全て、
色紙を切ったりちぎったりしたものでした。

地面やとかげの体などはマーブルに印刷された紙(もしかしたらご自身で染めたものもあるかもしれないです)だったのです。
また、何となくエキゾチック(という言葉は知らなかったけど)に感じられていたのは、千代紙などを使っていたからだ、と知ることができました。


その他の作品も見ると、さまざまな手法を使っていたことがわかります。
コラージュの他に水彩・油彩・クレヨン・色鉛筆などで描かれたものもあるし、
複数の手法を織り交ぜた作品もありました。
「ストーリーにもっともふさわしい手法を使おうと努めている」と語っていたそうです。

いずれにしてもその根底には圧倒的なデッサン力がある、ということは石のスケッチのコーナーで実感することができました。

彼が絵本をはじめてつくったのは50代に入ろうとするところで、
その時点で既に第一線で活躍する著名なグラフィック・デザイナーだった、ということでも納得できた点がいろいろ。

眺めていて感じられる、「完成されている」という気持ち良さは、
確かにデザイン性の高いポスターみたいだな、と。
しっかりデザインのスキルをもっているから、計算されつくした世界があるんですね。

それと「感情」みたいなものが共存しているのがすごいなと思いました。
ねずみはみんな同じ顔をしているし、工業製品のように無機質的なようでいながら、
すごく表現豊かで奥が深い、っていう独特な体験ができるってすごい。
解説によると、主人公の大きさや配置によって、心の動きや感情を見る側に伝えられるのも、グラフィック・デザイナーの仕事で培った手法なのだそうです。


もう一つは【主題】について。

それぞれの絵本が伝えたいメッセージ。
子どもはそんなにメタ的にこの本が伝えたいのは…なんて思わないし、そんなことばではないところで受け取って、密かに(自分でも気付かないところで)自分の中のなにかを形作るのかな、と思います。
それがその話をずっと覚えていたり、好きでい続けたりするという現象に残っているというか。

大人になって、こういった形で生涯のしごとを見せてもらうと、そのメッセージの深さとか、一貫性、それを絵本という形で表現しきることのすばらしさに感嘆します。
いくつになっても他の人とずれたことをしたくない、かと思いきや自分らしさを追い求めたいなんて悩むし。
「結局、選ぶのは自分」とか、もしかしたら今が一番実感しているかもしれないし。
決して絵本は子どものためだけのものではないんだなー。


展示会の構成や解説もわかりやすく、とっても好きな感じでした。
現在の国語の教科書も展示されていました。
かつての私のように、「アレクサンダとぜんまいねずみ」に心奪われている子どもたちがいるはず★

「原画」が発するエネルギーや色彩のあざやかさもすごかったです。
実は、帰って来てから絵本を見て実感しました。
原画のほうがきれいだったな…って思っちゃいました。
もう30〜40年たっているものなので、経年変化や汚れ、コラージュのズレなどあるんだけど、
やっぱり本物は違う…。

印刷された絵本は文字も載ってるしね。1970年代っぽいなーという文字組みのズレとか、最近はあまりつかわないなというフォントや微妙な文字間も、それは味があって好きですが。
もちろん絵本は図録ではないから、求めるものが違いますね。
だからこそ、こうして足を運んで原画をみるという経験にも意味があるのでしょう。


あと、きっと一番有名な作品は「スイミー」ですよね。
教科書に採択されているのも、こちらのほうが多いと思います。
お子さんが学校の宿題で「スイミー」の音読を自宅でしていた、と言っている人が何人かいました。

スイミーの原画は出ていませんが、スイミーの世界が映像になって、大きなスクリーンで見られるコーナーがあります。
自分も海の中にいるように囲まれていて、画面に近づくとさかなが逃げる!
楽しかったです。

まだ人ごみをかきわけずに買い物ができる物販コーナーは、かなり絞ったつもりですが、それでも普段の展示会のときよりもたくさん買い物してしまいました。

やっぱりグッズ映えしますよね〜。
こういうところでもグラフィック・デザイナーということを実感します。

特に買ってよかった!というのが「レオ・レオニ メモリーゲーム」。
神経衰弱ができるカードです。
絵柄が20種類以上!紙もしっかりと厚く、小振りなのもかわいいです。
3歳児ともぎりぎりゲームが楽しめることがわかりました。


絵本も日本語、原語(英語)、かなり揃っていました。
ようやく「アレクサンダとぜんまいねずみ」を購入し、30年ぶりに全文読み直しました☆
「スイミー」も!こっちはやっぱり私初読だったっぽいです。



「レオ・レオニ 絵本のしごと」展は、Bunkamuraでは8/4(日)まで(会期中無休)。
今後の巡回予定は
2013年12月7日-2014年2月16日 北九州市立美術館分館
2014年4月26日-6月8日 刈谷市美術館
とのことです。

Bunkamura開催の特設ページはコチラです。

  

2013年7月13日土曜日

モコレコメン:天気情報を読み解くための一生モノの知識/本『いのちを守る気象情報』(斉田季実治)

NHKの『首都圏ニュース845』や『NEWS WEB』の気象情報コーナーに出演中の気象予報士、斉田季実治さん。

斉田さん…ファンです☆
なぜなら、かっこいいから★
うっかりしていると、斉田さんに見とれてしまって、天気どうだったっけ…?と思ってしまいかねません。
いえ、この本を読んだらそんなことは言ってられない!

斉田さんのTwitterで、本を出されたことを知りました。
『いのちを守る気象情報』(NHK出版新書404)です。

まず「はじめに」を読み、気象情報を伝えるプロとしての使命感の強さに驚きました。
大学在学中に気象予報士資格を取得(とさくっと書いてありますが、難しいんですよね…)。新卒で入社した地方TV局では、報道記者としてたくさんの自然災害が起き、人がいのちを落とした「後」を伝えてきたそうです。
その人たちが正しい情報をもっていたら、いのちを落とさなくても済んだのではないか。だからそれを伝える「災害を未然に防ぐ『気象の専門家』」として生きていこうと決意され、この本を書くこともずっと心にもってきた目標だったそうです。

そういえば昨年、お世話になっているFM西東京の研修で、気象庁の方にお話を伺いました。
そのときに2008年に神戸の都賀川を襲ったゲリラ豪雨の映像を見ました。
監視カメラの映像を早回しにしたものだったのですが、声も出ぬ間に親水公園として整備された川が氾濫、遊歩道も埋まって行きました。
このときは橋の下に雨宿りしていた子どもたちが流され…亡くなった方もいたそうです(斉田さんの本でもこの事故は取りあげられています)。

私もこんな親水公園にいて夕立が来たら…
何の疑問もなく橋の下に「避難」して安心してしまうんじゃないか。
私がこの映像を見て一番怖いと思ったのはそれでした。

一つの知識があるかないかが明暗を分ける。
じゃあそんな知識をどうやって一つでも多く知っておくことができるか?
その方法の一つがこの本だと思います。

本では8つの大きな自然災害をとりあげています。
台風、大雨、雷、竜巻、大雪、熱中症、地震(津波)、火山の8つで、どの章から読んでも大丈夫。

特に印象的だったのは、今まさにリスクのある「熱中症」。
斉田さん自身が昨年熱中症になってしまったときの話にリアリティがあり、
誰でもあっさり熱中症になりうるし、知識がないとこれって熱中症なんじゃ…?と自分や家族も気付くのが遅れる危険があると知りました。

最近は決まり文句のように「熱中症にお気をつけくださいね」とかメールで書いちゃうけどさ…。それってどういうことか?ということを考えて危機感をもってその言葉を発しているか、受け取っているか?ですよね。


ある自然災害がいのちに関わるような事故となるかどうかは、その災害を受けた場所の環境、状況によっても変わるし、さらにそれを予測したり適切な対策をうてる知識があるかにもよる。
しかも、その知識があっても、油断や過信で行動が伴わなければ…。

私たちは心配だとたくさん情報に触れようとするし、今はネットもあるので簡単にアクセスできるようになっているけど、
その情報を「いのちを守る手段」にするためには、自分側にもベースとなる知識が必要なんですね。

この本は、その災害がなぜ起きるのかという気象学をわかりやすく噛み砕いた解説と、豊富な事例(たいていが人が亡くなった話なので心が痛みますが、これを読ませていただくことで無駄にはすまい、と思わされました)により私たちが取りうる術を知ることができます。

章の最後には、何か起こったときの状況に照らし合わせて判断できるわかりやすいまとめもあります。

自然災害を、「まさか自分に起こるとは思わなかった」ではなく、「いつかは自分に起こるかもしれない」と思うこと。
でも「いつ起こってもおかしくないんだよね…。こわいなー、どうしよう」と漠然とした不安のままにせず、事故を防ぐための科学的な知識をもち、具体的な対策を講じられるようにしておくこと。

しっかり肝に銘じ、家族とも共有したいと思います。


「お天気キャスター」って華やかなイメージで人気職業という感じですが、
「いのち」を左右する情報を提供する、本当に責任あるお仕事なんだなあ。

日々のお天気情報は刻々と変わる、賞味期限のある情報。
この本に載っているのは、その日々の情報を最大限意味のあるものとして受け取るための一生モノの知識で、いわば一般人にとっての気象情報のマニュアルだと思いました。

自分や大切な人を守るために、一日も早く、一人でも多くの人に手に取っていただきたい本です!
あー、ますます好きになってしまった…。

  

2013年7月11日木曜日

モコレコメン:読んだそばから「情報」の見方が変わるかも/本『メディアの仕組み』(池上彰×津田大介)

池上彰さんと津田大介さんがお二人で本を出した、ということをTwitterで知りました。
早速Amazonで検索してみたのだけど、ひっかかりません。
お二人の本なら「メディアの」くらいの検索で一番上にくると思ったのに。

Google検索してわかったのですが、この本初版はネット書店で販売しないそうなのです。
リアルの書店だけ、ということで翌日外出した際に購入。

「メディアの仕組み」(夜間飛行/池上彰×津田大介)です。
発行元はメルマガを発行する会社。初版を取り扱っている書店リストはコチラです。

お二人の対談を本にしたもの、ということでとても読みやすく、
寝落ちせずに済んだ布団の上で大半を読み、寝落ち。
朝ちょっと早く起きたのでそのまま続きを読んで読了。

津田大介さんは以前「情報の呼吸法」を読み、誠実で、人一倍努力され、やるべきことをやってきている方だなあ、だからネットで炎上しても動じず、ぶれないのだろうなあ(というのも偉そうな書き方ですが…)と感じて、Twitterを中心に発信されるものを追っています。今回本を読んで、ついに有料メルマガにも登録しようと思いました。

池上彰さんは…この本の中で津田さんが大学生のときに「週間こどもニュース(NHK)を見てびっくりした」と書かれていましたが、私が池上さんを認識したのはもっと早く(自慢?)、中学生のとき(私は津田さんの2歳下です)。

池上さんがNHKの記者として「首都圏ニュース」に出ていた頃なのですが、ニュースの最後にさりげなく(?)だじゃれをいい、その直後の沈黙のこちらの反応を伺っているような、笑いそうな笑ってなさそうな表情を見たときに、「このひと…NHKなのに…すごい!」と思ったのでした。

高校時代のアルバムを見ると、部活の休み時間のスナップに教室の黒板がうつっていて、そこに私が書いた池上さんの似顔絵が…。そんなに好きだったのか。

もちろん「週間こどもニュース」も見ていました☆
その後の活躍は広く知られるとおりです。


さて、本を読んでの感想ですが、
活字なのにここまで書いてある!と思った箇所がいくつかあり、おもしろかったです。

構成はこんなです。
第1章 テレビの仕組み(テレビにタブーはあるのか?)
第2章 新聞の仕組み(新聞は生き残れるのか?)
第3章 ネットの仕組み(ネットは世界を変えるのか?)
第4章 情報で世の中を動かす方法(事実とは何か? 真実とは何か?)
第5章 「伝える」力の育て方(世の中はそんなに単純ではない?)


第1章の「テレビの仕組み」は正直、もう少しこの対談を長く続けてほしかった…と思いました。
311直後に原発事故に関する報道をマスコミがなぜしっかりできなかったのかについては理解できましたが、ではその後は…?ということをもう少し知りたかったかも。

第2章の「新聞の仕組み」は特におもしろかった!
「あること」に触れられていたのが衝撃でしたし、そのことが意外なことに関係していると知ることができてびっくり。
ちなみに、こんな話題が出ていたとパートナーにしたら、即「読む!」と言っていました。

津田さんが示した2つの新聞社が生き残る道というのも、一つは既に知っている人は知ってることなのかもしれませんが、なるほど納得。

第3章の「ネットの仕組み」は、イスラム圏の民主化運動や中国の情報統制について、事例を挙げての解説がわかりやすかったです。
後半の「ネットリテラシー」についても、自分のリテラシー、これからネットに当たり前に触れて行く子どもたちのリテラシー、
ネット選挙が解禁となる一方、ネットでの失言が文字通り命取りになってしまうできごとも起きている政治家のリテラシーなどさまざまな側面からの指摘がありおもしろかったです。

第4・5章では池上さん・津田さん両者が「伝える」ということをどう考え、何に気をつけ、日々どう臨んでいるかについて垣間みることができました。
彼らが発信するものは頻繁に触れることができても、どういう思いがあり、特徴があるのかというのはあまり意識できていませんでしたが、読んでみるとものすごくおもしろくかったです。他の著書も読んだり、これから彼らが発信しているときにそのスタンスについても意識したりしてみます。

私も「伝える」ことは自分が生きていく上での大切なテーマです。
自分の伝える上でのスタンスはどうなっているか?どうしたいか?
伝えたいことを適切に伝えるにはどうしたらいいのか?
そもそもなぜ伝えたいのか?
…と考えていきたいので、ここについてはまた再読したいです。

そういえば、少し前にTBSラジオの荻上チキさんの「Session-22」で池上彰さんの現場にこだわる仕事術についての話がありました(本人出演ではありません)。
池上さんの気力、体力にびっくり。…彼にもほんとに1日24時間しかないのか?
Podcastもあります。10分くらいです。よろしければコチラから。

なお、この本、初版は電子書籍版の無料ダウンロードができるようになっています。
また、旬の話題もあるので、読みたいと思ったら先延ばしにしておく理由はないかなと思います。
せっかくなら参院選前に!で、選挙開票速報特番は池上さんが担当するテレ東を観たらより深読みできそうです★

最後に、なぜ初版をリアル書店での販売に限定したか、についてもその理由かなと思われる話が2、3カ所出てきます。
ブログの冒頭で、Amazonで検索したのに出てこない!と書きましたが、書名をみかけると、ほとんど無意識にAmazonで検索している自分に気づきました
ネットで購入できるのは便利で、特に産後は圧倒的に書店にふらっと行くことがなくなってしまっていましたが、あえて書店に足を運ぶようにしてみたいと思いました。

  

2013年7月7日日曜日

ラジオ放送後記:「まちともプラス/mokoscope第1回」ゲストは石井智美さん&土原悠香さん(ママイキ練馬主催)

FM西東京のゲストインタビュー番組『まちともプラス』の第一水曜日。
『mokoscope』の第一回!

栄えある第一回のゲストは、
「ママイキ199期@練馬」主催グループからお二人、
石井智美さんと土原悠香さんにお越しいただきました★


「ママイキ」は「ママのイキイキ応援プログラム」の略。
コーチングをベースにした母親向けの子育て講座です。
受講生からのクチコミだけで全国各地に広がり、今回ご紹介した練馬の回は「199期」!

私も過去に西東京で開催された5回コースを1回、
そのエッセンスを凝縮したスペシャル1回を受講したことがあります。
子育て、子どもや「ママ友」とのコミュニケーションといったテーマで、
いろんな事例を聴いたり、少人数に分かれて話したり…。
結局は自分の感情をどう捉えるか…ということなんだな、と学びました。

それは子育てに限らず、生き方全般を通していえること。
あるがままの自分を受け入れるということなんだけど、
ただ無責任にそう言いっぱなしにされるのではなく、
きちんと方法論も伝えてくれるのがいいんですよね。
これは私の個人的な感想です。
人によって響くところはいろいろだと思うし、子どもの年齢によっても違いそう。

この「ママイキ」の特徴は、そのプログラム内容に加え、
自分の街で「ママイキ」を開催したい!と思った母たちが
「主催」としてグループを結成し、企画・運営全般を担当すること。
無償ボランティアです。

今回練馬で主催をしているお二人にお話を聴き、印象的だったのは、
「地元でも開催して、他の人にも受けさせてあげよう」というスタンスではないこと。
「自分もあらためて一参加者として受けたい!みんなと共有したい!」という感じなんです。

実は、出演いただくのが決まってから、
あれよあれよと「ママイキ練馬」のお申込みが相次ぎ、
出演前に満席になってしまったんです
(現在、1日目の単発受講と3日間全体のキャンセル待ちを受け付けています)。

でも、「近隣で申込みを受け付けているママイキもあるし、
全国で聴けるなら全国で開催している『ママイキ主催代表』のつもりでお話したい!」
とおっしゃってくださいました。
自分の得た恩恵を後に続く誰かに返していく…。Pay forwardの精神なんですね。


先ほども書いたように、ママイキ主催は無償ボランティア。
でも会場は予約できるだろうか、経費がペイできるように受講者が集まるかどうか、
どんな方法でどのように発信すれば必要とする人に届き、背中を押せるか…などなど、
本当にお金をもらう仕事並みに考え、プレッシャーもある活動だと思います。

でもこの活動をきっかけにたくさんの人と出会い、深い関わりを築き、
自分も自信をつけて新しい活動へ発展していくんだろうな~と、
私の周りには主催経験者が複数いるので、その方たちを見ていて思います。

まさにこれも「はたらく」なんですよね。
私はこのお二人と、昨年の「NECワーキングマザーサロン」でお会いしたことがあったのですが、
土原さんとご一緒したサロンで私が
「働くことだけが社会とつながる方法ではないし、お金をもらうことだけが働くことでもない」
と発言したのをずっと覚えていて、主催をやってみようと思うきっかけにもなったとお伺いし…。
ものすごくうれしかったです!!

※NECワーキングマザーサロンとは
NPO法人マドレボニータとNECが協働して行っている社会貢献プログラム。
「母となってはたらく」をテーマに自分の想いを語り、分かち合うサロンを全国で開催しています。
5年目となる今年は12/1まで全国約40箇所で開催中!
西東京でも3年連続開催します★
詳しくはコチラへ。

石井さんは、昨年西東京でママイキがあると知ったとき、
これに参加するためにはまずは体力だ!
と思ってマドレボニータの産後クラスに参加してくださったとのこと。
これもうれしかった~★

マドレボニータとママイキ、お互い関係はないのですが、
個々人の中ではその2つがつながっていることが多い気がします。

ちなみにお二人、番組放送前の打合せのときはかなり緊張されていましたが、
本番にマイクを前にしたら、落ち着いてしっかりご自身のことばで
講座の魅力や想いを言葉にしてくださいました。
また、お互いが話したいことを話せるようにアイコンタクトをとりながら
代わる代わる話されるようすからも、
日頃のチームワークやお互いへの信頼感が垣間見え、じーんとしました。

***

お二人がご紹介してくださった「ママイキ199期@練馬」の概要はコチラ↓です。
※現在全体のキャンセル待ちまたは1日目の単発受講を受け付けています。

【日時】
1日目: 9月 1日(日)午前9:50~12:00 「聴く」 午後13:30~15:30 「承認①」 
2日目: 9月29日(日) 午前9:50~12:00 「承認②」 
3日目:10月27日(日) 午前9:50~12:00 「区別」 午後13:30~15:30 「価値」 

【講師】
1・3日目:山﨑洋実(通称:ひろっしゅコーチ)
2日目:小出ゆきこ(通称:ゆっきーコーチ) 

【場所】練馬文化センター 西武池袋線練馬駅(徒歩1分)

【受講費】 16,500円(講座代14500円(※)+会場費他2,000円) 
 ※ベネフィットワンの福利厚生が利用できる企業にお勤めの方は10%割引あり
 ※単発受講は6,800円(日割り計算による雑費込み)


【託児(満席です)】
先着10名(6ヶ月~) 託児代金:11,800円 

★ママイキ199期@練馬の詳細や申込みについては→主催のブログへ
★全国で開催中のママイキの予定については→ママイキのサイトへ


「名前はよくきく」「受けたみんながキーワードを言うから何か受けた気になってる」
…いや、百聞は一見に如かずだと思います(まさにエネルギッシュで「圧倒」されるひろっしゅコーチは「一見」してほしい!)のでぜひ★


次回の「mokoscope」は8月7日(水)。新月だー!
放送は12:00-12:45。ゲストコーナー部分は再放送が同日の19:00-19:30です。

また私がこの人の話を聴きたい!紹介したい!という方へ直接交渉してまいりますー。

お楽しみに☆