2013年3月18日月曜日

祝:産後クラス卒業3周年★



ちょうど3年前の今日、2010年3月18日に撮った写真です。
この日、マドレボニータの「産後のボディケア&フィットネス吉祥寺教室」3月コースの最終回でした。
クラスがはじまった2/25と今日3/18を感慨深く迎えました。

妊娠中に偶然ラジオで知ったマドレボニータ。
会社を辞めて、何かに所属したくてまず賛助会員になりました。

産後、待ちに待ったクラスなのに、いざスタジオに入ろうとすると不安で、
地下への階段を降りるのに勇気がいったこと。
アシスタントの先生たちが前に立って見せてくれた骨盤の動き(だいぶたってから「アイソレーション」というと知りました)のキレが良すぎて、自分が同じ動きをやっているとは思えず、ちょっと凹んだこと。
育休中の人がぼやきながらも誇れる仕事をもっているように見えて羨ましかったこと。
1週目はランチに行きたいのに誘えなくて、スタジオ出たところで立ち話できた人の確約をとってから翌週みんなに呼びかけてみたら半分以上の人が応じてくれてうれしかったこと。

あ~、今思うと「ザ・産後」だったなあ。

「『私』を主語に語る」という”シェアリング”が気になって申し込んだのに、
実際のシェアリングの時間は楽しいだけの時間ではなかったです。
いやがおうにも「自分」に向き合い、言葉にしなければならなかったから。

今までやってきたことはいろいろ話せるけど、
今何してるか、これからどうしたいかは何も話せない「自分」、
「◯◯ちゃんママ」でいる限りは問われない「自分」に。

でもその中で気付きました。
「誰かの何かのきっかけになる」ということは、
前の仕事でしか実現できないことではなく、
自分が何をするのでも大切にしたい思いであることを。

他の人の話を聴くのも新鮮でした。
誰もがほぼ同じ月齢の赤ちゃんがいる「ママ友(候補)」である以前に、
一人の大人の話ができる友人になりうる人でした。

さっき、3年前の今日のシェアリングのシートをめくってみました。
忘れていたけど、テーマは「5年後の私」を選んでいました。
あけみちゃんがとってくれたメモには
「しごとをやめた」ー「戻れる場所がある人がうらやましかった」ー「この気持ちを忘れないで進みたい」
「十字路 きっかけ」ー「人のためになることが喜び」ー「人・社会の役に立つことをしたい」
「この教室」ー「このような話をできるようになった」ー「今後に役立てたい」
とありました。

5年後って全く掴めない、見えない未来だったけど、確実に時間は過ぎる。
だって、もうその半分以上、3年たってしまったもの。
見えないから考えても仕方ないんじゃない。
産後の、ともすると目の前の赤ちゃんのオムツとおっぱいのことしか考えられない時期に「5年後」って視点を与えられて、無理にでも言葉にして、語れる相手ができたことがどれだけ意味のあることだったか。
産後の専業主婦のキャリアは「落ち着いたら考えよう」じゃないんだ、とあのときに知れて本当によかったです。

ちなみに、先週ランチしたマンション友(第2子の産後に田無教室受講)と話をしたときも「あのとき『5年後の私』って考えたのが本当によかった。残りの育休中の意識があのときから変わったと思う」と話してくれて、やっぱそうだよね〜〜〜と思ったのでした。

私はこの1か月後にマドレボニータとNEC社会貢献室の協働プロジェクト「NECワーキングマザーサロン」のサポーターになり、その後ファシリテーターを目指して提出したエントリーシートがきっかけでマドレボニータの事務局スタッフになりました。
今は毎日こんな風に(過去のブログ記事参照)働いています。

今、産前・産後の女性、そのパートナー、さらにそれを取り巻く社会一般の人たちに「産後」を知ってもらうにはどうしたらいいのか…ということを常に考えています。
しっかり心身ともにリハビリできたので、産前よりもものおじせずに図太く斬り込んでいけるようにもなりました。

だからこそ、産後ケアを知らなかったときの自分、おっかなびっくり産後クラスの戸を叩いた自分を忘れないようにしないとなあと思う「3年後の私」なのでした。

  

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