2013年3月11日月曜日

モコレコメン:コミュニティFM〜日常でも、非常時でも〜

突然ですが、質問です。
・あなたの住む地域で聴けるコミュニティFM局があるか、知ってますか?
・あなたの大切な人が住んでいる地域のコミュニティFM局があるか、知ってますか?
・知っている方は、聴いたことありますか?聴きたいときに聴けるようになってますか?
・そもそも、コミュニティFMって知ってますか?

もっと、生活の中にコミュニティFMを取り入れてほしいな〜と思い、
今日は「コミュニティFMノススメ」というテーマで書いてみたいと思います。


【まず、コミュニティFMって何?】
 
コミュニティ放送(コミュニティほうそう、community broadcasting)は、地理的なコミュニティを放送対象地域とする放送である。ここでのコミュニティとは日本の場合、市区町村あるいは政令指定都市の行政区内の一部の地域、ならびにその隣接地域が相当する。
コミュニティ放送にはテレビ放送とラジオ放送がある。ラジオ放送は受信エリアを限るため基本的に超短波放送のFMラジオ帯が使用されており、コミュニティFM(コミュニティエフエム)と呼ばれる。(Wikipedia「コミュニティ放送」より)

電波の届く範囲が狭いので、地元密着型で、市民参加もしやすいメディアです。

私が今、週1回生放送番組を担当させてもらっている「エフエム西東京(84.2MHz)」は、東京都西東京市周辺を放送エリアとしているコミュニティ放送局です。
西東京市と小金井市・小平市・東久留米市・清瀬市・練馬区の一部からFMラジオで受信できます。


【オススメの理由:日常編】

やはり、地元の情報が満載だから!

例えば「今日小金井公園で●●というイベントをやってます」という情報を聴けば、
その日の午後に実際に行けちゃったりします。
オススメのお店情報も、気軽に行ける距離である可能性が高いです。

「今スタジオ近くは雨が降ってきたようです〜」と言っていれば、うちの周りでも降り出していたり…。

ものすごくちゃんと「メディア」なのに、地元の情報、人、空気が扱われていて、なんか不思議な気分になりますw

自分が投稿するのも楽しいです。
メッセージ募集!と言われても、大半の人は自分に呼びかけられている気がしないかもしれませんが、思い切って投稿してみると、かなり確率高く読まれるはず。
読まれると、想像していた以上に嬉しいです(と私も知人からよく言われます。そういう方は2回、3回…と投稿してくれるようになります★私がお願いしている、というのもありますが…)。

たま〜に来るハレの日を楽しみに…というのもいいですが、
やっぱり毎日続く普通の今日にもいろいろなお楽しみがあるとおもしろいな、と思うので、そういう情報源としてふと気付いたときに流してみてほしいです!


【オススメの理由:非常時編】

ちょうど今日で東日本大震災から2年。
2年前のご自身を思い出されている方も多いと思います。

あの日を境にいろいろなことが変わりましたが…
東北地方を中心とした甚大な被害に比べれば、影響を受けたうちに入らない、とも思います。

でもその中でしばらくの間困ったことは、計画停電がいつあるのかということでした。

情報は二転三転し、防災無線が流れてる!と思ってベランダの窓を開けたときには終わっていたり、よく聴き取れなかったり…。
そんな中、私はエフエム西東京をほとんど付けっぱなしにしていました。


計画停電情報は、町名単位で流れていました。
結果その時間になって中止です…ということも多かったのですが(確か、結果本当に停電になったのはある夜の1回だけだった気がします)、その「中止になった」という、意外となかなか得られない情報を早々に知ることができました。

具体的に得られた情報がありがたかった、というだけでなく、地元から発信される情報が得られるようになっている、という事実自体が安心感をくれました。

この前は、計画停電情報+αくらいだったかもしれないけど…。
もっと震源地が近かったら、道路の状況、安否情報、避難に関する情報など…さらにいろいろな情報のプラットフォームとなり、物理的にも精神的にも拠り所になるんだろうなと思いました。

一方的に情報を受け取るだけでなく、自分がもつ情報を知らせる手段にもなる、というコミュニティ放送の双方向性。
それは日常でも魅力なのですが、非常時も威力を発揮しますね。


【聴けるようにしておくには?】

日常と非常時、両方の魅力を書いてみました。

少なくとも、誰もがいざというときに聴く方法を調べて何か設定して…という必要がなく、慣れた方法で聴けるようになっているといいなあと思います。

もちろん、日常的に聴いて楽しんでもらえれば、
力不足ながら好きで関わっている者としてとてもうれしいです。

最初に書いたように、コミュニティ放送は受信できるエリアが限定的です。
そのエリア内でも電波の受信状況が悪く、あまりよく聴けない…という場所があったりします。


しかし!最近は「サイマル放送」というインターネットによる受信ができるコミュニティFMが増えました。
ホームページから放送が聴けたり、スマートフォンのアプリ(文末でご案内しています)などもあったりします。

放送エリア内であっても、こちらの方法の方がクリアに聴こえるかもしれません
(ただ、いざというときのために、FMラジオでも聴けるようにしておいたほうがいいでしょう)。

さらに、エリアを問わない…ということは、
今自分がいる場所以外の放送も聴けるということです。

例えば何か災害や事故などが起きてしまって、
そこに安否が心配な人が住んでいたら…。
情報を得る一つの手段として、その地域のコミュニティ放送をサイマル放送やアプリで聴いてみる、ということができます。

緊急時以外でも、旅行中にその地域の放送を聴いて楽しむということもできますね。
あえて方言やその地域のイントネーションで話していたりする局もあります。

その日の気分で全く知らない場所の放送を聴くのもおもしろいかも。
エフエム西東京にメッセージをくださるリスナーさんでも、西東京に住んだことも来たこともないけれど、たまたま聴いてみたらおもしろくてよく聴くようになった…という方がいらっしゃいます^^

さあ、聴きたくなってきましたでしょうか?(笑)

(1)まずはどんな局があるのか、は日本コミュニティ放送協会のサイトにある一覧で知ることができます★

(2)自分の今いるエリア内の放送局なら、FMラジオで聴ける可能性が高いです。

(3)聴きたい局がサイマル放送に対応していれば、その局のホームページにご案内と聴き方が載っているはずです。

(4)スマートフォンアプリで私が使っているのは下記の2つです(他にもいいものがあるかもしれません)

★TuneIn Radio
全国のコミュニティFM放送をはじめとして、海外のラジオ局の放送なども聴けてしまうオススメ無料アプリです。 
詳細・ダウンロードは:Google PlayApp Store

★コミュニティFM for iPhone (i-コミュラジ)
全国各地のコミュニティFMがたくさん聴けます(たぶん、Tunein Radioで聴けなくて、こちらなら聴ける局もあるはず)。こちらはApp Storeのみで350円の有料アプリです。
詳細・ダウンロードは:App Store

311からちょうど2年の日の朝です。

一人でも多くの人々の生活の近くにコミュニティFMがありますように☆

  

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