2014年7月8日火曜日

サンゴノソナエ(5):産褥ヘルプの2大誤解と産前準備(その1:FBグループ作成&キックオフ開催)

34週に突入しました。
週数を聞いてもぴんと来ない方もいらっしゃると思いますが、
37週からが「正産期(いつ産まれても大丈夫な時期)」、40週0日が「予定日」です。

普段から婦人科検診などで通っていた駅前の産婦人科(分娩なし)で検診を受けてきまして、30週からは分娩予約をしている病院へ転院して検診を受け始めました。

転院したときに調査票みたいなのを書いたのですが、その中に「出産して退院後はどこで過ごしますか? (1)実家 (2)義理の実家 (3)自宅」という質問がありました。
「(3)自宅」に◯をしたら、コンシェルジュ(という人がいます)さんに「産後サポートしてくださる方はいますか?」と聞かれ、「はい、友人たちに手分けしてヘルプしに来てもらいます」と答えたところ、調査票に”産後サポートOK”と書き込んでいました。
どんなイメージをされているのかわかりませんが…。

でもこのような確認をする病院はまだまだ少ないでしょうね。
さすが、父親学級の初級編を株式会社アイナロハの渡辺大地さんが担当している病院だけある!
※アイナロハでは所沢周辺エリアで「ままのわ」という産前産後の子育て・家事サポートサービスを展開されています。西東京市も対象エリアです☆


さて、その「友人たちに手分けしてヘルプしに来てもらいます」の準備について、そろそろ書いていきたいと思います。
それは、NPO法人マドレボニータが提唱している「産後ヘルプ(産褥ヘルプともいう)」という方法です。

産後ヘルプについては、過去にこのブログでも書いたことがあります。
僭越ながら「わかりやすい」とのお声をいただいたこともありますので、よろしければこちらをご参照ください。

産前産後アレコレ:「落ち着いたら赤ちゃん見に行くね〜」がベスト?!

このしくみ、先日代表の吉岡マコもFacebookに投稿していたのですが、
よくみられる2大誤解というのがございます。

(1)マドレボニータの「事業」「サービス」だと思われる
マドレボニータの人が産後サポートに来てくれるサービス…ではありません。
産褥婦が心身ともにしっかり休むことが必要な産褥期を、身内だけで何とかするのではなく、まわりの人の力も借りて豊かに乗り切る…ということを「文化」にしたい!と提唱しています。
なので、別にマドレボニータの関係者でなくても、産後クラスのOGでなくても、
産後を迎える人は誰でも自由にやってみていただきたいと思っています。
また、「出産祝い」かわりなので、お金を払ってお願いするものではありません。

(2)産褥婦とその女友だちだけでおこなって、産褥婦のパートナーはノータッチ、仕事方面で頑張ります!…?!
いえいえ、この産褥ヘルプのプロマネは、パートナーです!
産前のうちに進める準備は夫婦揃って。
産後は男性が前面にたち、ヘルプをしてくれる人との連絡、スケジュール調整などをします。
ヘルパーなどの有償サービスや親のヘルプと併用するなら、その手配や調整も。
ヘルプをする人も平日に女性が…とは限りません。
平日仕事の男性だって、休日に来て沐浴とか、上の子を遊びに連れて行くとか、できることいっぱいあります(もちろん料理などの家事だって、性別不問ですよね?)。


このヘルプ、まだまだ進化し続けています。
2010年にマドレボニータは『産褥記2』という本を出版し、
Googleドライブを活用したシフト表などの方法を紹介しました。
間もなく発売される『産褥記3』ではさらに進化したヘルプにおける工夫やいろいろな家庭でのヘルプの様子が紹介される予定です。

今回、我が家は里帰りをしないで、自宅で産褥期を過ごすことに決め、まわりの方に声をかけ、産褥ヘルプをお願いすることにしました。
実家は車で1時間程度なので、2週間泊まり込み…ではなく、週1回1泊2日で来てもらう、というのを細く長くしてもらおうと話しています。

『産褥記2』や近年出産して産褥ヘルプをしていた知人たちのケースから学ばせてもらいながら、先月ごろから少しずつ準備を始めました。


●準備1:Facebookグループの開設
前述のとおり、産後に具体的なヘルプがはじまってからのシフト管理はGoogleドライブを使うのですが(この準備については次回書こうと思います)、最近はFacebookグループとの併用をよくしています。
確かに、ヘルプが始まる前のご挨拶や各種ご案内、メンバー間のやりとりなど、双方向型のコミュニケーションはFacebookグループの方が向いているなあと思います。

また、産後にヘルプが始まってからも、急ぎの連絡は「自分から見に行かないと確認ができないGoogleドライブ」よりも、プッシュ型(トピを立てればグループに所属するメンバーのタイムラインに表示されて気付いてもらえる可能性が高い)の発信ができるFacebookグループのほうがいい場合があります。もちろん、その結果誰がいつどういうヘルプをすることになった、という情報はGoogleドライブに入力して、情報を集約させたほうがいいです。
GoogleドライブとFacebookグループの組み合わせ、相互補完できてとってもいいです。

先月、「太田家産褥ヘルプ」というグループをつくり、夫婦で管理人になりました。
事前にお願いをした人、「ヘルプするよ」と前から言ってくださっていた方、マドレボニータのスタッフやインストラクターで比較的近所の人は事後承諾で、メンバーに入れさせてもらいました。
最初の投稿は、夫婦からのご挨拶。私と夫、それぞれで投稿しました。
こんな画面です。実際は秘密のグループの設定なのでご覧いただけませんが…


●準備2:産褥ヘルプキックオフ開催
これもここ1〜2年でよく行うようになったのですが、事前に自宅を開放して、ヘルプをしてくださる方に来てもらう、という行事です。
一見楽しいホームパーティですが(で、実際とっても楽しいですが^^)、
目的は…

(1)自宅の場所と自宅の様子を見て、知ってもらう
やっぱり産後に産褥婦が道案内をするのは大変なので…、一度来ておいてもらうのはとても安心です。
もちろん、産後初めての訪問でも大丈夫なように、道順や家の様子はGoogleドライブにもしっかり記載します。

(2)パートナーや上の子と仲良くなってもらう
産後は産褥婦を介さずにコミュニケーションしてもらうので、お互い見知っておいてもらうことがとっても大事。
また、第2子以降は、「上の子のケア」というのも産褥ヘルプのかなり大きな役割なので、上の子がどんな子かを知ってもらい、子どもも「この人こないだ会った人だ!」という状態になっておいてもらえるとヘルプがスムーズになります。

我が家のキックオフは先週土曜日だったのですが、その告知や出欠確認もFacebookグループ内の「イベントページ」で行いました。

いろいろな準備をしなければ…と思いながらも日々の仕事や生活でなかなか進まなかったりするのですが、キックオフをすることで、いくつかのタスクをその前に済まさざるを得なくなる、というのもメリットの一つかも、と思いました。

例えば
●家までの道順のドキュメントを作成
我が家は最寄りがバス便で、マンションの駐車場・駐輪場は無料だけど手続きが必要で、また大きなマンションゆえ普段の知人の来宅でも入口から部屋までたどり着けずに迷子になる人続出><…という立地。

そこで夫がバス停から部屋までの何箇所かの写真を撮影し、細かい道順とバスの時刻表のURLなども記載したドキュメントを作成してくれました!
これをPDFにして、Googleドライブにアップロードし、URLをFacebookグループでシェア。
実際、キックオフの日に「場所がわからない〜」と連絡をしてきた人はゼロ!!
これならヘルプで初めて我が家に来る人も大丈夫だと安心しました^^
これは永久保存版にして、今後も来客があったときに使おう☆

●台所の整理とラベリング/「洗濯物の畳み方」シート作成
ヘルプでは自由に台所も使ってもらうのですが、どこに何があるのかはその家によってさまざま。
というわけで、どこに何があるかを付箋に書き、マスキングテープで留めておきます。
流しの下の引き出しはこんな感じ。

これは、友人のヘルプに限らず、ヘルパーさんや親にお願いする場合にもオススメです。
「◯◯はどこにあるの?」と聞いたり、聞かれたりするのはなるべく少ない方がいいです。
聞かれてばっかりだったら休むにも休めませんし、ヘルパーさんの効率も悪くなります。

もう一つの「洗濯物の畳み方」、これはぜんぜん必須ではないですが…。
私たち夫婦がしてもらえたらとってもうれしいヘルプって何?と考えました。
洗濯物を畳んでもらえたら、しかも、できれば普段畳んでいるのと近い形に畳んでもらえたら、帰宅した夫がすぐにしまえて、すごくうれしいなあと思いまして…。
けっこう私が畳み方を決めているタイプなので、僭越ながらできればこうしてほしい、というのを紙に書いておくことに。

もちろんこれは、キックオフに必須ではなく、産まれる前までに書いておけば大丈夫です。
でも、完成していたので何人かの方にはこういうの作ってあるので〜と見せておくことができました。
また、直前はどうしてもバタバタするので、余裕があるうちに作っておけたのもよかったです。

こうした家事を事細かに指示することが必須なわけではありません。台所はわかりやすくしておいた方がいいと思いますが…。
例えば沐浴などは、私はその人のやりやすい方法それぞれでやってもらえたらいいなあと思っています。
第3子と第4子の産後に産褥ヘルプを募っていた、インストラクターの吉田紫磨子さん(『産褥記』シリーズの著者でもあります)は、「洗濯物、いろんな人が畳んでくれて、自分が思っている方法以外にいい方法があるのを知ることができた」と言っていたので、そういうチャンスでもあるのかもしれないですね☆

一方で、このシートを見た友人は、「お料理を頻繁にするのは大変だけど、洗濯畳むんでいいんなら近いし短時間で何回か来れるよ!」と言ってくれました。
事細かに手順を書くかどうかは別として、お願いしたいヘルプを具体的に伝えることで「それならできる」と手を挙げてもらいやすくなる、というのはありますね。
それはGoogleドライブで記載する欄を作ることが多いです。

さて、実際のキックオフはホストだったので、あまり写真を撮る間もなく…
後から数えてみたら大人21人、子ども23人が入れ替わり立ち替わりいらしてくださいました!
あきらかにキャパオーバー、夏だからベランダまで使ってスペース的に何とか…という感じでした。

でも本当に楽しかった!感謝感謝の一日でした。
夫婦でホスト、のつもりでしたが、私も身重だし、目的としてはやはり夫が前面に…と積極的にいろいろやってくれたので助かりました。
男性も5人来場!もともとは私の仕事仲間のパートナー…ですが、今は直接連絡を取り合う仲。今回も彼らは連れてこられたのではなく、夫を助けたくて会いにきたのだと思います☆

当日の様子は紫磨子さんのブログの方が詳しいです(笑)。
たくさん写真も掲載くださりありがとうございます☆

父が主役の産後ヘルプ〜太田家産褥ヘルプキックオフ(ブログ「日刊シマン」より)

さらにタイムリーに、日本経済新聞の7/7(月)の夕刊生活面で、マドレボニータの活動と、この「産褥ヘルプ」について掲載していただきました!
キックオフ前に電話取材を受けたり、Facebookグループに掲載したコメントを提供していたりしていた私たち夫婦も実名と年齢入りで載せていただきました。
日経電子版にも載っています(有料会員向けの記事ですが、無料会員の登録で月10本までは閲覧できます)。
…もう後には引けない(笑)。

さて次は、産まれてしまう前にしっかりGoogleドライブでシフト表を作って、
ヘルプメンバーのみなさんにシェアしないとですね!

  

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